
【少年野球ダイジェスト】腕を振っても球速が上がらない… 課題解決の鍵握る肩甲骨の“範囲”を広げる「棒ドリル」(’25 12/8)
本日の注目テーマは「怪我なく上達するための身体操作と環境選び」。投球フォームの改善ドリルから、硬式野球への向き合い方まで、保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・腕を振っても球速が上がらない… 課題解決の鍵握る肩甲骨の"範囲"を広げる「棒ドリル」(参考:First-Pitch - ピッチング)
一生懸命腕を振っても球速が上がらない原因の一つに、肩甲骨の可動域の狭さがあります。全国制覇5度を誇る取手リトルシニアの石崎学監督は、肩甲骨の柔軟性を高める「棒ドリル」を推奨しています。両腕を伸ばして棒を持ち、肘を曲げずに頭の上を通して背中側へ回すというシンプルな運動です。肘を伸ばしたまま行うことが重要で、可動域が広がれば怪我予防とパフォーマンス向上の両立が期待できます。自宅にあるタオルでも代用可能です。
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・「腕を振れ」では伝わらない? ボールの強さが変わる「胴体主導」の投げ方(参考:First-Pitch - ピッチング)
強い球を投げるために「腕を振れ」と指導されることは多いですが、トレーニングコーチの塩多雅矢氏は、その言葉だけでは意図が伝わりにくいと指摘します。重要なのは「胴体で腕を引っ張る動き」。胴体と腕を連動させることで大きな力が生まれます。塩多氏は、グラブ側の肩の動きに注目したドリルを推奨しており、グラブ側の肩を正しく回すことで、投げる方の肩も自然と回転し、腕が勝手に振られる形が作れると説いています。
・小学生が硬式球でプレーするメリットとは? 中学に繋がる「スピード感」(参考:First-Pitch - コーチングメソッド)
「MLB CUP 2025」に出場した兵庫リトルの上月澄人監督は、リトルリーグで小学生から硬式球を扱うメリットとして「スピード感」への適応を挙げます。リトルリーグは塁間やバッテリー間が短く、スピーディーな判断とプレーが求められます。この環境で培った感覚は、中学野球のスピード感にスムーズに接続できるといいます。懸念される身体への負担についても、厳格な球数制限や登板ルールの整備により、怪我などの障害防止対策が徹底されていることが紹介されています。
編集部のコメント
技術の向上も大切ですが、まずは自分の体を知り、怪我なく長く野球を楽しむための土台作りを意識してみましょう。
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