【少年野球ダイジェスト】ミスを怒鳴る指導は古い?根拠ある育成が選ばれる理由(’25 12/4)

【少年野球ダイジェスト】ミスを怒鳴る指導は古い?根拠ある育成が選ばれる理由(’25 12/4)

本日の注目テーマは「根拠ある指導と技術の真髄」。元メジャーリーガーによる守備の極意から、最新機器を用いたチーム育成、そして投球物理学まで、指導者と選手の視点を広げる情報をお届けします。

 

ミスに怒号は不要。「根拠」と「データ」で急成長する千葉の学童チーム(参考:First-Pitch - コーチングメソッド)

 

千葉県東金市の学童野球チーム「ASAI KIDS☆UNITED」は、創部3年でNPBジュニア選出者を出すなど急成長中です。野口孝之介代表兼監督は「根拠」に基づいた指導を徹底。ミスをした際は怒鳴らず、何が足りなかったかを問いかけ、バッティングや守備動作を細分化して原因を特定します。InBodyによる体成分測定も導入し、数値を基にアドバイスを実施。保護者の負担軽減や指導の一貫性も評価され、信頼を集めています。野口監督は地域の野球人口増加と、中学以降も野球を続ける選手の育成を目指しています。

 

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イチロー氏が伝授! 外野守備の極意は「盗塁と同じ構え」と「半身」(参考:First-Pitch - ディフェンス)

 

マリナーズのイチロー氏が九州国際大付高で外野守備を指導しました。打球判断時の構えについて「盗塁と同じ体勢」を推奨し、体が伸び上がると動き出しが遅れると指摘。むやみに動かず「判断してから動く」ことの重要性を説きました。捕球時はボールに正対せず、半身になることで強風や打球の変化に対応できると伝授。自身の現役時代と同様に、右足を引いて左足を出す半身の姿勢を実践する高校生たちを「大正解」と称賛しました。守備でも観客を魅了した名手の金言は、守備力向上の大きなヒントとなりました。

 

「真っすぐ踏み出す」は間違い? キャッチボールで意識すべき球の軌道(参考:First-Pitch – キャッチボール)

 

トレーナーの高島誠さんは、キャッチボールや投球において「ボールは真っすぐいかない」という認識の重要性を説きます。直球も引力の影響で落ちるため、軌道を「弧」と捉え、変化量を考慮して狙う位置を調整すべきだと語ります。また、「足を真っすぐ踏み出せ」という指導に対しても、内角・外角で踏み出す位置は異なると指摘。グラブを持つ手や踏み出す足で方向を定めることで再現性が生まれるとします。日頃のトレーニングでは股関節の柔軟性を高めることで身体の連動性が向上し、制球力を高める鍵となります。

 

編集部のコメント

感覚的な言葉だけでなく、具体的な根拠や理屈を伝えることが、選手の納得と成長につながります。

 

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