【少年野球ダイジェスト】ターゲットは「常に相手の右肩」!イチロー氏が授ける“目を閉じても正確”な送球の極意(’25 12/3)

【少年野球ダイジェスト】ターゲットは「常に相手の右肩」!イチロー氏が授ける“目を閉じても正確”な送球の極意(’25 12/3)

本日の注目テーマは「指導と育成の最前線」。急成長を遂げる学童チームの練習哲学から、レジェンドが伝授する技術の極意まで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

ターゲットは「常に相手の右肩」!イチロー氏が授ける"目を閉じても正確"な送球の極意(参考:First-Pitch - 一般)

 

マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、九州国際大付高野球部を指導した際、来秋ドラフト候補の牟礼翔外野手(2年)らとキャッチボールを行いました。イチロー氏は、牟礼選手に対し投球が左右にぶれる点を指摘し、「必ず体の動きに理由がある。分かれば修正できる」と助言を送りました。左腕の岩見輝晟投手(1年)とのキャッチボールでは、見守る選手らに向かって「ターゲットは常に相手の右肩に置いている」と明かしました。さらに、長い距離を正確に投げるコツとして「僕のスローイングはここ(ステップを踏んで左腕が上がった時)で決まっています」「基本的には、ステップした時に行き先が決まっている」と解説。また、目を閉じた状態で実際に投球し、狙い通りに相手の右肩に届く"達人技"を披露し、選手たちを驚かせました。

 

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初心者も即上達!「1対1のキャッチボールは雑に」超効率練習で強豪へ(参考:First-Pitch - 指導法)

 

創部3年で千葉県内屈指の強豪となった学童野球チーム「ASAI KIDS☆UNITED」は、年間計画に基づいた効率的な練習メニューで注目されています。平日の夜間練習では、リズムトレーニング、綱引き、リレーなどを取り入れ、基礎的な体力・走力を約1時間かけて鍛えています。野口孝之介代表兼監督は、この体力作りを単調にならないよう工夫しているといいます。また、普段使用するグラウンドが狭いことを逆手に取り、「キャッチボールから始める」概念を持たず、ランダウンプレーのように選手が入れ替わり走って投げ合うドリルを導入。これは、止まって投げ合うと動きが雑になるという考えに基づき、「圧倒的に捕る回数・投げる回数が増え」「実戦にも応用できる、超効率バージョン」だと説明しています。野球を始めたばかりの子でも、このドリルを行い2、3か月で先輩たちと同じように投げ合えるようになり、集中力が途切れない工夫もされています。

 

ゴロばかりの原因は?強いライナーを生む、後ろ手を「返さない」使い方(参考:First-Pitch - バッティング)

 

打球が上がらない、ゴロばかりになってしまうという打撃の悩みについて、野球スキルコーチの菊池タクト氏が「トップハンド」(右打者なら右手)の使い方に着目した習得法を紹介しています。菊池氏は、置きティーで練習する際のトップハンドの位置として、「しっかり後ろに構えます。この時に肘が体の外側(背中側)に張るように」と強調。肘が内側(お腹側)にあると、スイングした時にバットが体から離れ、力が分散してしまうためです。力のない小学生は手が外側に流れやすい傾向があり、肘を外側に張ったところからヒッティングすることでグリップも高い位置を保ち、力強いスイングが可能になると解説しています。もう一つの重要ポイントとして、打ち終わった後のグリップの位置を挙げ、「最低でも手(腕)と同じ(直線の)ラインをとること」を推奨。このラインより下がっていると手首が返ってボール上部を叩き、ゴロになりやすいとし、フォロースルーでグリップを高く保つことが強いライナーを飛ばす秘訣だと紹介しています。

 

編集部のコメント

限られた時間や空間で効率を高める練習法や、一流選手が語る技術の核心など、日々の指導や練習に取り入れられるヒントが詰まっています。

 

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