成長期の栄養補給に最適な「おにぎり」 適切な補食でエネルギー不足を解消

成長期の栄養補給に最適な「おにぎり」 適切な補食でエネルギー不足を解消

管理栄養士の渡邊元美さんが伝える成長期支える理想の補食術

 

 成長期の子どもがスポーツに励む中で、最も重要なのは適切な栄養補給だ。しかし、1日3色の食事だけではエネルギーが不足することも多い。横浜高校野球部の元寮母で現在は管理栄養士として活動する渡邊元美さんが、"時短×簡単×栄養満点"をテーマに「補食」の重要性を解説。補食が必要な理由と、手軽かつ家庭で実践しやすいメニューを紹介している。

 

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 渡邊さんは補食のタイミングとして「お腹が空いたと思う時が、体が成長したい時なんです」と説明する。成長期は1日3食では必要なエネルギーの摂取が追いつかないケースもあるため、隙間の時間に食べられる補食の重要度が増すという。補食で理想的なメニューが、手軽で必要なエネルギーを取り入れられる「おにぎり」だ。

 

「間食」という考え方で言えば、お菓子や菓子パンもある中、なぜおにぎりが優れた補食なのか。その理由について「お米1合と同じエネルギー量をパンで摂取しようとした場合、食パン6枚切りを5枚食べる必要がある」と解説。パンの場合は、バターやジャムを塗って食べることも多いため、脂質も増えてしまうという。

 

 それに比べてお米は脂質が少なくエネルギーに変わりやすい。練習の合間に食べるケースが多いため、食べる量や大きさを調節できる点も、おにぎりは理想的だ。食が細い子どもに対しては、小さいサイズのものを準備すると「これなら食べられる」という安心感が食欲をサポートするという。

 

 成長期の食事には、タンパク質や糖質、脂質だけでなくビタミンやミネラルも必要で「ビタミンやミネラルはエネルギー代謝や筋肉作りにも重要」と説明する。現代はプロテインやサプリも充実しているが、まずは食事でしっかりと必要な栄養素を摂取することを大切にしてほしいと語りかけている。

 

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