【少年野球ダイジェスト】「捕球」が守備の鍵!ホークスジュニアが重視するキャッチボールの真髄(’25 11/30)

【少年野球ダイジェスト】「捕球」が守備の鍵!ホークスジュニアが重視するキャッチボールの真髄(’25 11/30)

本日の注目テーマは「基本動作の重要性と、指導における新たな視点」。プロの視点から、見落としがちなキャッチボールの意識、走力アップの鍵、そして送球エラーを防ぐ守備の姿勢改善まで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

・逸材が突出するために必須!ホークスジュニアが重視する「投げること以上に大切な捕球」
(参考:First-Pitch - 一般
福岡ソフトバンクホークスジュニアは、選考において守備の土台となるキャッチボールを重視し、捕球が上手な子を優先的に選んでいます。若林隆信コーチは、キャッチボールを「投げる動作」よりも「捕球」が大事だと考えており、内野手は動きながら「捕る・握り替える・送球する」を素早く行う必要があるため、最初の「捕る」動作が守備力に直結すると説きます。「捕る部分もプラスアルファでしっかりやってこそのキャッチボール」と力説し、普段から丁寧に意識して練習していれば、試合での慌てたエラーが減らせると語ります。遠征中には、通常のキャッチボールに加え、ランダウンでのキャッチボールを必ず取り入れ、基本練習を徹底。ミスを減らすために「やるべきことをしっかりやる」ことが重要だと締めくくっています。

 

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・「ゴロは腰を落とせ」は誤解?頭のブレを抑えるエラー防止のイメージトレーニング
(参考:First-Pitch - ディフェンス
大阪桐蔭元主将の廣畑実さんは、送球ミスの原因を捕球後の「頭のブレ」や「適切な体勢が作れていないこと」にあると指摘しています。多くの指導で「腰を落とせ」と言われるものの、重要なのは腰の高さではなく、グラブの位置とその後の動作の安定性です。頭の位置が大きく上下するとミスに繋がるため、対策として、腰の高さまでグラブを下げ、その位置から送球する動作を繰り返して体に覚えさせることが効果的です。ポイントは二つあり、一つはグラブと腰の高さを下げすぎず、グラブの先を地面につくほどの高さで捕球することで、頭の高さの差を減らし無理なく送球に繋げること。もう一つは、捕球したグラブの位置に軸足を合わせて踏み出すイメージを持つことです。これにより、体が開かず安定した送球が可能になります。廣畑さんは、このゆっくりとしたイメージトレーニングを試合前やプレー間に1回〜2回行うことで、実際のプレーでも頭のブレを抑え、送球エラーを確実に減らせるとしています。

 

・足の遅い原因は「蹴り上げる動作」にあり!スピードを生む走りのための"三角形作り"
(参考:First-Pitch - ランニング
ランニングトレーナーとして活躍する村田和哉さんが、走力向上の鍵となる「足の上げ方」を伝授しています。速く走るためには、足を後方に蹴ったり地面をかいたりする動作ではなく、体の前で膝をコンパクトにたたんで「三角形」を作ることが重要だといいます。村田さんが推奨する「三角形作り」のドリルは、「アキレス腱伸ばし」の姿勢から始め、前足の膝の真横に後ろ足のかかとを通すように動かすことが具体的なやり方です。これにより自然と三角形を作る軌道ができ、走りの効率が高まります。このドリルを行う際の注意点として、お尻を後ろに残さず、前に出して上体の姿勢を保ったまま足を動かすことが挙げられています。また、スマートフォンなどで動画撮影を行い、本当に横を足が通っているか確認しながら行うことで、正しい動きを習得できると述べています。正しい足の使い方を習得すれば、野球だけでなく他のスポーツにも応用できるとしています。

 

編集部のコメント
基本技術を見直すことで、選手のプレーの質は格段に向上します。一つ一つの動作を丁寧に指導する視点を持つことが大切です。

 

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