【少年野球ダイジェスト】「正面捕球」の限界を超えろ!小学生から始める逆シングル技術(’25 11/25)

【少年野球ダイジェスト】「正面捕球」の限界を超えろ!小学生から始める逆シングル技術(’25 11/25)

本日の注目テーマは「指導と成長、そして高度な技術論」。NPBジュニアトーナメントに挑む12歳選手の覚悟から、元プロ野球選手が実践した打撃練習、そして守備職人が推奨する実戦的な捕球技術まで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

内野守備の新常識。元プロが語る「正面捕球」の限界と逆シングル捕球の重要性(参考:First-Pitch - ディフェンス)

 

内野守備の基本とされる「正面で両手捕球」の限界と、実戦的な守備技術として「逆シングル捕球」の重要性が、元プロや専門家によって説かれています。オリックスなどで活躍した大引啓次氏は、三塁手は打者との距離が近く、強烈な打球を処理する機会が増えると指摘。遊撃手のようにバウンドを合わせる時間がないため、逆シングル捕球は「不可欠」であり、「幼少期から練習して損はない」と推奨しています。野球塾の流大輔氏は、神経系が発達する小学校低学年から片手捕球を勧めており、実戦で多くなる片手プレーに対応するため、グラブを縦に入れウェブで引っ掛けるイメージを持つ「逆シングル捕球ドリル」を紹介しています。BT野球スクールの生島峰至氏も、体の右側の打球などは逆シングルの方が強い送球が可能になり、習得のコツとして「打球に肘を向ける」ことを挙げています。アウトを取るための最善策として、基本に縛られすぎない柔軟な技術習得が大切だと締めくくられています。

 

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12歳で背負う覚悟。NPBジュニアの厳しい選考で「同志」の落選を乗り越えて(参考:First-Pitch - 指導法)

 

「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2025」に福岡ソフトバンクホークスジュニアの一員として出場する信樂隼大朗外野手(6年)に注目が集まっています。叔父が元プロ野球選手という環境で育ち、小学4年生から本格的に野球を始めた信樂選手は、首脳陣も認める長打力とムードメーカーとしての役割でチームを牽引しています。しかし、ホークスジュニア合流当初は、周囲のレベルの高さに不安を感じていたといいます。活動を通じて自信をつけてチームの対外試合第1号本塁打を放つなどの活躍を見せますが、大会に出場する16人を選抜する際、仲の良かった4人が落選となりショックを受けたと話します。特に福岡県外出身の"同志"の落選に「とても寂しかった」と複雑な思いを静かに振り返りました。それでもコーチからかけられた「3600人(選考を受けた人数)の分まで頑張らないといけない」という言葉に支えられ、仲間の思いを胸に連覇を狙う覚悟を語っています。

 

巨人・松井秀喜氏も実践した「軸足を粘らせる」外角球対応のティー打撃(参考:First-Pitch - バッティング)

 

相手バッテリーの外角攻めへの対応力を向上させるためのティー打撃練習法が紹介されています。巨人や第2回WBC日本代表でチーフスコアラーを務めた三井康浩氏は、外角球が苦手な原因を「ボールを待ちきれない迎えにいく打撃姿勢」にあると指摘しています。その解消法として、巨人時代の松井秀喜氏が逆方向への本塁打が増えない課題を感じた際に取り組んだという練習法を推奨しています。効果的なメニューは、オープンスタンス気味に構え、体の後ろ側(右打者なら右側)にボールを投げてもらい、スイングする際に「軸足を回し過ぎずに粘ること」を意識するというものです。軸足が回ると上半身の開きにつながるため、「軸足を強く使ってボールを後ろから捕らえる」感覚が重要です。頭を動かさず、長くボールを呼び込む感覚を掴むこの練習法は、打撃の確実性を格段に引き上げるとされています。

 

編集部のコメント

技術の向上には、基本を抑えつつも、より実戦的な対応力を磨く視点が欠かせません。

 

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