【少年野球ダイジェスト】大谷グラブが部員減少の危機を救う!熱意ある指導者が繋ぐ野球の未来(’25 11/23)

【少年野球ダイジェスト】大谷グラブが部員減少の危機を救う!熱意ある指導者が繋ぐ野球の未来(’25 11/23)

本日の注目テーマは「指導者の役割と技術の土台作り」。大谷翔平選手が寄贈したグラブがもたらした変化や、子どもの才能を伸ばす打撃指導、そしてパフォーマンス向上の鍵となる股関節の重要性について、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

大谷グラブが部員減少の危機を救う!熱意ある指導者が繋ぐ野球の未来(参考:First-Pitch - 指導法)

 

兵庫の学童野球チーム「南落合ベースボールクラブ」(南落合BBC)は、部員減少に悩んでいましたが、ドジャースの大谷翔平投手から寄贈されたジュニア用グラブが"危機"を救いました。貴重なグラブを同小学校では「がんがん使って」おり、ノックやキャッチボールで利用した結果、野球を始める子どもが増えたと日置真仁監督は振り返ります。「野球やろうぜ!」のメッセージを体現し、コロナ禍で15人ほどだった部員は"大谷グラブ"を使った体験会を経て、倍の30人にまで増えました。日置監督は「与えてくれたものを継続させ、中学、高校に(選手を)送り届けることが野球界の未来を作っていく」と語り、大谷選手が与えたきっかけを次につなぐ役目を担っています。

 

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才能を潰さない!元プロが語る打撃フォームで「強制不要」な部分と「修正すべき」NG動作(参考:First-Pitch - バッティング)

 

巨人や第2回WBCで日本代表のチーフスコアラーを務めた三井康浩氏は、子どもの打撃フォームについて「その子に合った振り方を尊重するのが上達の早道」と語っています。バットの構え方は、高く構える、寝かせて構える、低いところに構えるなど様々ですが、三井氏はどの構え方でも「全く構いません」とし、最初から構え方を強制する必要はないと説明しています。指導者が大人の「こうあるべき」という考えで子どもの"個性"を潰してしまう可能性があるため、「個」を尊重する姿勢が重要です。一方で、早い段階で修正すべきNG動作として、バットを振り出す手の位置に注目しています。「構えている位置よりも(グリップが)低くなって出てくる」動作だけは、スムーズなスイングのための"始動"として注意して修正してあげることが重要だと指摘しています。子どもたちの野球の楽しさを損なわないよう、必要な部分だけを適切に修正するアプローチが才能を伸ばす鍵となります。

 

力強い打球は股関節から!トップアスリートを支えるコーチが推奨する柔軟性向上ストレッチ(参考:First-Pitch - トレーニング)

 

ストレングス&コンディショニングコーチの仲田健さんは、フルスイングしても打球に力が伝わらない原因の一つとして、股関節の柔軟性不足を挙げています。股関節は下半身の力を上半身に伝える「中継点」の役割を果たしており、柔軟性が低いと、いくら足やお尻を鍛えてもバットに力が伝わらないと解説しています。この柔軟性は、プロ野球選手でも低下すると打撃フォームが崩れ、飛距離が伸びなくなるほど重要であり、小学生の段階から意識すべきポイントです。仲田さんは、股関節の柔軟性を高めるストレッチとして、四つん這いの状態から両膝を外側に広げ、息を吸って吐きながら腰を後ろに下げていく動作を紹介しています。特に「呼吸を意識しながら行うことが重要」であり、この動きを週3回程度、5回から10回をワンセットとして習慣化することで、硬くなった筋肉がほぐれ、打撃が大きく変わる効果が期待できます。

 

編集部のコメント

指導者が適切なポイントを見極め、子どもの「個」を尊重する姿勢こそが、才能を引き出し、長く野球を続ける土台を築きます。

 

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