【少年野球ダイジェスト】球速アップのカギは「捻じり」にあり!守備・投球の最新指導法(’25 11/21)

【少年野球ダイジェスト】球速アップのカギは「捻じり」にあり!守備・投球の最新指導法(’25 11/21)

本日の注目テーマは「野球をとりまく環境の整備と、選手個々のレベルアップに直結する技術」。学童大会に導入された画期的な制度から、基本の捕球動作、そして球速向上のためのトレーニングまで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

球速アップのカギは「捻じられている感」!回転椅子が養う理想的な体の使い方(参考:First-Pitch - ピッチング)

 

球速が伸び悩む原因の一つである「体の捻じり」を効率的に使うためのトレーニング法を、関メディベースボール学院(兵庫)のトレーナーである藤田真悟さんが推奨しています。投球時の加速力を増すためには、「骨盤と胸郭の差」を作ることが重要です。藤田さんが推奨するのは「回転椅子トレーニング」。上半身を固定して座面を回転させることで、通常の練習では養いにくい「上を固定して下を動かす」という感覚を養います。これにより「捻じられている感」が生まれ、実際の投球フォームでこの感覚を活かせれば、球速アップが期待できます。また、この捻じりの感覚を取り入れることで、視点が目標方向に向いたまま投げられるようになり、コントロールしやすくなるという相乗効果も生まれることが説明されています。

 

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学童野球に「リクエスト」制度導入!判定が覆らなくても選手が感じた信頼と公平性(参考:First-Pitch - 指導法)

 

徳島県軟式野球連盟が、野球離れ防止や審判員への誹謗中傷を防ぐ目的で、2025年度から全カテゴリーの試合に「協議(リクエスト)」制度を全国で初めて導入しました。この制度は、プレー中のジャッジに対して明らかに誤審が疑われる場合に監督が申し出ることができ、NPBのようなビデオ判定はないものの、4人の審判員による話し合いで結論が出されます。過去に判定に「もやもやした経験がある」という選手は、審判団がすぐに話し合うことで心の整理がしやすくなったと振り返っています。制度導入は、全ての人が野球を楽しむ環境づくりを目指すものです。

 

ゴロ捕球のミスを撲滅!グラブは「上から被せる」を避け、下から引き上げる(参考:First-Pitch - ディフェンス)

 

守備の確実性を上げるための基本動作として、ゴロ捕球時のグラブの使い方を元巨人チーフスコアラーの三井康浩さんが解説しています。ゴロ捕球の基本は「下から上に引き上げる動作」であり、グラブを上からボールに"被せる"ように出すと、バウンドに間に合わずミスにつながる危険性があるといいます。また、グラブを立てて使い「グラブの中をボールに見せる」意識が重要です。さらに、捕球から送球へのスムーズな移行のためには、捕球後にボールを「おへその位置」に持ってきて確実に押さえ込む習慣を身につけることが大切だと強調されています。ステップも軸足がずれないサイドステップを推奨することで、基本フォームを体に染み込ませることを勧めています。

 

編集部のコメント

競技環境の整備や基本的な技術の徹底が、子どもたちの成長と野球への意欲を高める大切な土台となります。

 

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