
【少年野球ダイジェスト】守り負けを撲滅!全国王者が徹底する「手投げゴロ捕球」の真髄(’25 11/20)
本日の注目テーマは「守備力の根幹を支える指導法と、選手が成長するための身体・戦術のヒント」。中学硬式野球の全国王者が徹底する守備の基本から、投球安定のための日常生活での姿勢改善、そして配球の奥深さを学ぶための捕手の観察術まで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・守り負けを撲滅!全国王者が徹底する「手投げゴロ捕球」の真髄(参考:First-Pitch - ディフェンス)
中学硬式野球で今夏"全国2冠"を達成した「東海中央ボーイズ(愛知)」は、守備力強化のため、手で転がしたゴロを捕球する練習(手投げゴロ捕球)に多くの時間を割いています。竹脇賢二監督は、ノックよりも緩いゴロを捕球する方が実は難しく、球への入り方、握り替えなど、丁寧な動きが要求されると説明します。過去の敗戦を「守り負け」と分析したチームは、攻撃力をキープしつつ守備力強化を敢行し、この地道な基本練習が今夏の全国2冠へとつながりました。竹脇監督が設立に尽力した学童軟式野球チーム「東海中央ジュニア」も、中学生と同じような基本練習を行い、ボーイズ入部前から基礎を身につけています。
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・猫背はプレーに悪影響!日常生活からできる投球安定のための骨盤矯正(参考:First-Pitch - ピッチング)
姿勢の悪さが投球パフォーマンスに影響を与えるとして、中学硬式日本一の経験を持つ兵庫「関メディベースボール学院」の藤田真悟トレーナーが骨盤の安定性を高めるトレーニングを提案しています。骨盤は体の要であり、投球動作全体のパフォーマンスを左右しますが、授業中の猫背姿勢が骨盤を後傾させ、投球時の体の使い方にも悪影響を及ぼすと指摘。猫背のまま投げると手や腕を使いすぎるため、肩の怪我のリスクを高めると警鐘を鳴らします。改善策として、椅子に座って骨盤を前後に動かす簡単なトレーニングを紹介。骨盤を立てる姿勢を意識することで背骨が動き、猫背が改善され、投球時の軸が安定するといいます。このトレーニングは特別な道具が不要で毎日できるため、投球パフォーマンス向上と故障予防の両方が期待できます。
・名捕手の助言「見逃し方を見逃すな」!打者の狙いを読み解く初球の観察術(参考:First-Pitch - ディフェンス)
元プロ野球選手で捕手として21年間プレーした野口寿浩さんが、カウント0-0の初球での配球術を解説しています。野口さんは、初球はバッテリーにとって不利な状況だとしながらも、打者の狙いを見極めることが重要だと指摘します。打者がストレート待ちのケースが多いことを利用し、あえて緩いカーブでストライクを取る選択肢も有効です。また、情報がない打者に対しては、アウトコースのスライダーやインコースのボール球を投げ、打者の「見逃し方」や「避け方」の反応から狙いを見極める方法を紹介しています。例えば、アウトコースの変化球に対し真っすぐのタイミングで打ちにきて止めたら「ストレート待ち」の可能性が高いといいます。少年野球でもこの観察術は応用可能であり、捕手は打者の動きをよく観察する習慣を身につけ、「見逃し方を見逃してはいけない」という言葉の通り、相手の意図を読み取る力を養うことがバッテリーの成長を加速させると締めくくっています。
編集部のコメント
基本を徹底すること、日常生活の姿勢を意識すること、そして相手を深く観察する戦術眼を養うことが、選手の成長を多角的に支えます。
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