
【少年野球ダイジェスト】低学年の“膝だけ曲げる”悪癖を改善! 「股関節」を意識させる指導のコツ(’25 11/17)
本日の注目テーマは「選手の力を引き出す心構えと技術」。日米通算4367安打のイチロー氏が伝えたメンタル術から、守備や打撃の基礎を固めるドリルまで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・低学年の"膝だけ曲げる"悪癖を改善! 「股関節」を意識させる指導のコツ(参考:First-Pitch - バッティング)
小学校低学年の選手が強い打球を飛ばすためには、正しい構え、特に「股関節」の使い方が重要です。東京の野球塾「Be Baseball Academy」代表の下広志氏によれば、膝だけを曲げたり、猫背になったりするフォームでは力は発揮できません。下氏は、構えた時に股関節を適切に曲げ、スイング時に伸びる力を使うための「スクワットドリル」を推奨しています。指導のコツは、「股関節」という言葉を使わず、実際にその部位を触って「ここを曲げよう」と伝えること。また、膝がつま先より前に出ないよう注意し、股関節・膝・足首・爪先が一直線になるよう意識させます。さらに「オーバーヘッドスクワット」で猫背もチェックし、バッティングの土台を作ることが大切だと述べています。
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・感情的になると「怖さがなくなる」 イチロー氏が説いた試合での"冷静さ"(参考:First-Pitch - 指導法)
マリナーズのイチロー氏が新潟の中越高などを指導し、試合での心構えについて「冷静さ」の重要性を説きました。宮崎翔矢主将から「気持ちを出し過ぎてしまう」と問われたイチロー氏は、「カッカする選手は安定しない」「感情的になると視野が狭くなる」と指摘。自身も現役時代は「冷酷なほど冷静なタイプ」だったと明かしました。座学でも、感情を表に出さず淡々と結果を出すチームは相手にとって「怖さ」があり、メンタル的にも優位に立てると説明。「中越高校はそういうチームであってほしい」と訴えました。宮崎主将は「(感情的になる短所も)持っていることはいいと言ってくださった。長所としてやっていけばいいと自信になった」と感謝を述べました。
・内野ゴロを確実にアウトに! 捕球から送球へ繋ぐ「グラブを右肩に」運ぶ練習法(参考:First-Pitch - ディフェンス)
内野ゴロを確実にアウトにするためには、捕球から送球へのスムーズな「握り替え」が不可欠です。内野守備の達人として知られる"ディフェンスデザイナー"の武拓人氏は、握り替えの技術を高める第一歩として、「捕球したらグラブを素早く右肩に持っていく」ことを勧めています。この動作の途中で自然と右手をボールに添え、最終的にボールを握った右手を「(右)耳付近」に持ってくることで、送球への準備が整います。子どもたちが陥りがちなのは、握り替えを意識しすぎるあまり、次のステップへの動作が遅れること。武氏は「大事にいきすぎると、ステップに繋がっていかない」と指摘。まずは一連の動作を完成させ、徐々にスピードアップさせることが上達の秘訣だとアドバイスしています。
編集部のコメント
トッププレイヤーの心構えも、日々の基礎練習の積み重ねも、選手の成長には欠かせない両輪ですね。
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