【少年野球ダイジェスト】フォームが安定しない子必見!胸郭と肩甲骨の連動性を高める「水泳動作エクササイズ」(’25 11/14)

【少年野球ダイジェスト】フォームが安定しない子必見!胸郭と肩甲骨の連動性を高める「水泳動作エクササイズ」(’25 11/14)

本日の注目テーマは「選手の将来を見据えた育成法と、本質的な技術の習得」。強豪軟式チームの育成哲学から、投打の具体的な練習法まで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

フォームが安定しない子必見!胸郭と肩甲骨の連動性を高める「水泳動作エクササイズ」(参考:First-Pitch - ピッチング)

 

投球フォームが安定しない選手には、胸郭と肩甲骨がスムーズに連動していない共通点があると、プロ野球選手を指導する高島誠トレーナーは指摘します。そこでお勧めするのが、ゴムチューブを使った「水泳動作」のエクササイズです。チューブで負荷をかけながら、バタフライのように腕を大きく回す動作(胸郭を丸める・反る意識)や、クロール、背泳ぎの動きを行います。お腹に力を入れ、立った姿勢や片膝をついた姿勢で実践することで、投球に必要な体の連動性を総合的に高めることができます。高島氏は、これがスムーズにできれば「しっかり投げれる合図」になると語ります。ウォーミングアップやクールダウンに取り入れることで、肩周りの動きが改善し、リリースポイントで力が入りやすくなる効果が期待できます。

 

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高校で通用する選手を育てる。強豪・門真ビックドリームスの「基礎ドリル」重視の指導法(参考:First-Pitch - 指導法)

 

中学軟式野球の強豪「門真ビックドリームス」は、「高校、大学で通用する選手」を育成するという先を見据えた方針を掲げています。橋口和博監督が重視するのは、技術以上に体の操作性向上です。練習では午前中の全てを使い、キャッチボールの基礎やお手玉など多様な「基礎ドリル」を実施。1〜3年生の混合グループで行うことで自主性も育みます。この取り組みで高校進学後の故障者が激減したといいます。練習試合は紅白戦がメインで、練習では木製バットも使用。軟式特有の"叩き"は教えず、個の力を伸ばすことに専心しています。こうした指導が、硬式移行後も苦しまない土台を作り、多くの選手が強豪高校で活躍する礎となっているようです。

 

高性能バット禁止の今こそ。強豪学童3チームに学ぶ「本物の打撃技術」を養う練習法(参考:First-Pitch - バッティング)

 

2025年から高反発素材を使った一般用複合型バットが使用禁止となったことを受け、バットに頼らない「本物の打撃技術」を養う指導法が注目されています。全国大会常連の「北名古屋ドリームス(愛知)」では、新聞紙で作った「紙ボールティー」を使用。安全性が高く、低学年から失敗を恐れずバットを振る積極性を育んでいます。今夏全国準Vの「伊勢田ファイターズ(京都)」は、練習で木製や低反発バットを使い「ごまかしの効かない」スイングを追求。正面からのトスで、センター返しを徹底しています。全国16強の「不動パイレーツ(東京)」は、重さ約450gの「サンドボール打ち」を導入。飛ばないボールを押し込むように打つ練習で、狭い練習環境でもスイング力と芯で捉える感覚を鍛えています。強豪チームの工夫が、本物の技術習得のヒントとなりそうです。

 

編集部のコメント

目先の勝利だけでなく、選手の将来を見据えた「体の使い方」や「本質的な技術」を育む工夫が、指導者には求められますね。

 

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