
【少年野球ダイジェスト】球威が上がらない原因は「踏み込み足」?パワーが逃げる“小指体重”の罠(’25 11/13)
本日の注目テーマは「投打のレベルアップを支える合理的練習法」。全国トップチームの攻撃的な打撃哲学から、変化球対応や投球の安定性を高める下半身の使い方まで、指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・球威が上がらない原因は「踏み込み足」?パワーが逃げる"小指体重"の罠(参考:First-Pitch - ピッチング)
力のあるボールを投げるためには、踏み出し足の使い方が重要です。関メディベースボール学院の藤田真悟トレーナーは、踏ん張るために「脛(すね)の筋肉」が重要だと指摘。つま先を真上に上げる動作を繰り返すことで、この筋肉を意識できると解説しています。これは日常生活の歩き方とも関連しており、かかとから地面につく基本的な足の使い方ができていない子どもが増えているとも指摘しています。投球の着地時には、小指側に体重が乗ると膝が外側に逃げ、パワーが分散してしまいます。これを防ぐため、親指側で地面につく意識を持ち、フィニッシュが内股のようになるのが理想。記事では自宅でも実践できるトレーニング法が紹介されています。
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・初球からフルスイング!全国2冠・東海中央ボーイズが貫く「超攻撃野球」の論理(参考:First-Pitch - バッティング)
今夏"全国2冠"を達成した中学硬式野球チーム「東海中央ボーイズ(愛知)」は、全選手がバットを指2本分短く持って打席に立ちます。竹脇賢二監督は、投手の球速が上がり球種も増えた現代野球において、操作性を上げることが重要だと指摘。短く持つことでスイングがコンパクトになり、ミート率やスイング速度が上がるメリットを選手に理解させています。実戦では「ファーストストライクからフルスイング」を徹底させ、「見逃した途端にヒットが出る確率は絶対下がる」と合理的なデータに基づき、常に積極的な打撃と思考を選手に植え付けています。
・変化球や緩急に対応する鍵は「下半身の間」。元プロ選手らが推奨する3つの練習法(参考:First-Pitch - バッティング)
変化球や緩急への対応は、打者にとって大きな課題です。プロトレーナーの高島誠さんは、投手の技術進化に対し、打者の変化球を打つ練習が不足していると指摘。小学生のうちからピンポン球などで変化する軌道に目を慣らすことを推奨しています。元ヤクルトの坂口智隆さんは、下半身の「タメと間」を養うため、正面からワンバウンドさせたボールを打つ「ワンバウンドティー打撃」を紹介。体が突っ込むと芯で捉えられないため、ボールを長く見る訓練になります。また、元日本ハムの尾崎匡哉さんは、ノーバウンドとワンバウンドのトスをランダムに打ち返す練習を推奨。下半身で我慢する意識が、実戦での対応力を高めます。
編集部のコメント
感覚的な練習だけでなく、なぜそうするのかという合理的な理由や体の使い方を理解することが、確実なレベルアップに繋がりますね。
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