ソフトバンク・東浜巨が語る「成功の秘訣」 キャッチボールに込めた“特別な意識”

ソフトバンク・東浜巨が語る「成功の秘訣」 キャッチボールに込めた“特別な意識”

ソフトバンク・東浜巨が語る“小さな積み重ね”の極意

 

 高校時代には選抜で優勝、NPBではここまで通算76勝を挙げているソフトバンク・東浜巨投手が、試合や練習における「キャッチボール」の重要性を語っている。その考えには、単なるウォームアップの一部に見えるキャッチボールを、いかに意識的に取り組むべきかというメッセージが込められていた。

 

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 2017年には16勝で最多勝を獲得、2022年5月には史上84人目のノーヒットノーランを達成するなど、活躍を続ける東浜。チームを支える右腕は、練習メニューの中でキャッチボールを何よりも大切にしているという。「ランニングやトレーニングよりも、試合前のブルペンよりも、日頃のキャッチボールはすごい大事に、意識して取り組んでます」と話す。

 

 キャッチボールを行ううえで重視しているのは、「練習したことしかマウンドでは出ない」という考え方。「普段のキャッチボールで狙ったところに投げれるのが最低限ですし、ボールの軌道だったり、フォームのチェックだったり、細かいところを自分のペースでじっくり考えてできる」場として位置づけている。

 

 ブルペンでの投球や試合との違いについては、「(試合は)自分でコントロールできない部分が出てくるので、いかに自分がコントロールできる場所で、そのコントロールを100%に近い状態でできるか」が重要だと話す。キャッチボール中に「違和感があると、納得いくまでやります」と話し、高い基準を追求する姿勢が伺える。

 

 シーズン中の調整として遠投なども取り入れるが「基本は低くて強いボールを、相手の胸より下に投げるイメージ」でキャッチボールに取り組んでるという。本来のフォームやボールの軌道を維持するために、日々の調整でもキャッチボールのルーティンを大切にしている。

 

 東浜の準備への意識は、少年野球でプレーする子どもたちとその保護者に多くの示唆を与える。キャッチボールは投手だけではなく、野球に関わる全てのプレーヤーにとっての基盤と言えるだろう。プレーの質は練習の細部に宿ることを忘れずに、日々のトレーニングに励んでほしい。

 

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