【少年野球ダイジェスト】キャッチボール前に“お手玉”? センスを磨く中学軟式強豪の基礎ドリル(’25 11/8)

【少年野球ダイジェスト】キャッチボール前に“お手玉”? センスを磨く中学軟式強豪の基礎ドリル(’25 11/8)

本日の注目テーマは「選手の成長を支える基礎と、野球界の新たな取り組み」。センスを磨くための基礎ドリルから、怪我予防の体の使い方、審判員を守る新制度まで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

キャッチボール前に"お手玉"? センスを磨く中学強豪の基礎ドリル(参考:First-Pitch – ピッチング)

 

中学軟式野球の強豪「門真ビックドリームス(大阪)」は、野球センスは生まれ持ったものではなく磨くものだとし、実戦練習の前に体の使い方を覚える基礎トレーニングに多くの時間を割いています。練習では3つのボールを使ったお手玉や、様々な動きを加えながらボールを扱うドリルを繰り返し行います。橋口和博監督は「たくさんのドリルと、数をこなすこと」がチームの基準値であり、入部時にお手玉ができなかった子も卒業時には簡単にこなすようになると語ります。この地道な基礎練習の積み重ねが、高校や大学でも通用する選手を育てる秘訣であり、手先や体を自在に扱う能力を養う土台となっているようです。

 

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審判への誹謗中傷を防げ!徳島県が全国初のリクエスト制度導入(参考:First-Pitch - 指導法)

 

徳島県軟式野球連盟が、審判員をSNSの誹謗中傷などから守るため、全国で初めて「協議(リクエスト)」制度を導入しました。これは学童から大人まで全カテゴリーが対象で、アウト・セーフの判定に疑義がある場合、監督が協議を申し出ることができます。ビデオ確認はなく審判団4人で話し合います。導入の背景には、審判員不足や高齢化に加え、判定がSNSで炎上し審判が非難される事態がありました。同連盟の十川佳久会長は、審判も選手もスキルを磨き続ける必要があり、互いに尊重し話し合う時代だと語ります。この制度は、判定に納得感をもたらし、審判の心を守る狙いがあります。

 

肩を痛める原因は"反りすぎ"? 正しいテークバックを学ぶ肩甲骨ドリル(参考:First-Pitch – ピッチング)

 

投球による肩肘の痛みの原因の一つに、間違った「肩甲骨の使い方」があると、野球専門ジム代表の船木永登さんは指摘します。肩甲骨は頭上から見て30度の角度でついているため、その面上で腕を回すことが体にストレスのない正しい動きです。多くの子どもがやりがちな、腕を背中側に反らせて回す動作は、肩を痛める要因となる「代償動作」だと警鐘を鳴らします。適切な動きを習得するドリルとして、腕を広げたり肘を曲げて鎖骨に手をつけて肩を回す際は、30度の面上を意識することが重要です。この基本技術が自然なテークバックに繋がり、怪我予防とパフォーマンス向上に効果が期待できるとしています。

 

編集部のコメント

センスや技術の向上も、怪我の予防も、正しい体の使い方という基礎の上に成り立っていることを再認識させられます。

 

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