【少年野球ダイジェスト】窮屈なインコースを打つ秘訣は「アウトサイドイン」 大阪桐蔭OBが語る逆転の発想(’25 11/4)

【少年野球ダイジェスト】窮屈なインコースを打つ秘訣は「アウトサイドイン」 大阪桐蔭OBが語る逆転の発想(’25 11/4)

本日の注目テーマは「故障予防と確実な技術習得」。元プロ投手が警鐘を鳴らす危険なフォームから、名手や専門家が語る打撃・バント技術まで、選手の成長に役立つ情報をお届けします。

 

窮屈なインコースを打つ秘訣は「アウトサイドイン」 大阪桐蔭OBが語る逆転の発想(参考:First-Pitch - バッティング)

 

インコース打ちに悩む選手に対し、大阪桐蔭高OBで野球塾を運営する「ミノルマン」こと廣畑実氏が、一般的な指導とは異なる意識を提唱しています。多くの指導ではバットを内から出す「インサイドアウト」を教えますが、それが窮屈さを生む原因になると指摘。廣畑氏は、あえて「アウトサイドイン」(外から内)の意識で、体から遠い位置からバットを近くに入れるように振ることを推奨しています。これにより、詰まった場合でも胸の前でボールを押し込む力が生まれ、内野と外野の間などに運べるようになると解説。教科書通りのスイングに固執せず、自分がスムーズに振れる形を見つけることが重要だと語っています。

 

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子どもの肘痛に繋がる"誤ったボールの向き"とは?元プロが「明らかに危ない」と警鐘(参考:First-Pitch - ピッチング)

 

元ロッテ・中日の大嶺祐太氏が、少年野球で増えている肘痛の要因となる投球フォームに警鐘を鳴らしています。トップの位置でボールが自分の頭の方向を向いている子どもが非常に多く、これは肩や肘への負担が大きい「明らかに危ない投げ方」だと指摘。原因として、過去にYouTubeなどで見られた「ボールを頭(耳)に当てなさい」といった指導が浸透している可能性を示唆しています。自身もトミー・ジョン手術の経験がある大嶺氏は、子どもは痛みを我慢しがちなため、指導者や保護者が異変に気づくことの重要性を強調。痛みを感じたら無理をさせず、正しい投げ方を習得してから投げ込むことが故障防止につながると説いています。

 

バント練習で"転がすだけ"はNG!名手が実践した「目標設定」と「ゲーム性」(参考:First-Pitch - バッティング)

 

NPB歴代2位の通算451犠打を誇る平野謙氏が、バント練習の極意を語っています。平野氏によれば、ただ転がすだけの練習ではなく、明確な目標設定が重要です。例えば、打席手前4メートルほどの絶妙な位置に円やコーンで目印を置き、そこに確実に入れる練習を推奨。試合ではプレッシャーがかかるため、練習から完璧を目指すことが求められます。また、バント練習は「正直、退屈」になりがちだったため、平野氏自身もチームメートと「(目印に)先に5つ入れたら先に上がる」といったゲーム性を加え、飽きずに集中力を高める工夫をしていたと明かしました。地道な練習を工夫して継続することが、チームに重宝される選手への近道だと伝えています。

 

編集部のコメント

故障を防ぐ知識と、技術を高める工夫。どちらも指導者と保護者が選手に寄り添い、正しい方向へ導くことが大切ですね。

 

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