【少年野球ダイジェスト】一流投手の共通点「軸足の使い方」とは?怪我を防ぐフォームと体幹トレーニング(’25 11/3)

【少年野球ダイジェスト】一流投手の共通点「軸足の使い方」とは?怪我を防ぐフォームと体幹トレーニング(’25 11/3)

本日の注目テーマは「投打の技術を磨く練習法」。元プロ投手が語る「軸足」の使い方から、バントの名手が教える「手の使い方」まで、選手の技術向上に役立つ情報をお届けします。

 

投球フォームが安定しない原因は「骨盤の傾き」?体幹を鍛える"お尻歩き"とは(参考:First-Pitch - ピッチング)

 

投球時に軸足で立った際にバランスが崩れる点について、関メディベースボール学院(兵庫)の藤田真悟トレーナーが原因と改善策を解説しています。多くの子どもが軸足で立った際に傾いたり姿勢を崩したりしますが、これは骨盤の傾きが左右に行き過ぎることが原因だといいます。投球時に左足(右投げの場合)を浮かせた際、骨盤を水平にキープすることが大切で、鍵となるのは肋骨と骨盤をつなぐ体幹の筋肉だと指摘。改善ドリルとして「お尻歩き」を紹介しています。長座姿勢からお尻を交互に浮かせて前進する練習で、体の軸をぶらさず上半身を真っ直ぐ保つことを意識します。これにより体幹が鍛えられ、フォームの安定や怪我防止につながるとしています。

 

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正しい投球でも痛みが出る?元プロ大嶺祐太氏が語る「軸足」の重要性(参考:First-Pitch - ピッチング)

 

元ロッテ・中日の大嶺祐太氏が、少年野球指導において「軸足の使い方」の重要性を説いています。多くの子どもが軸足の「タメ」や体重移動ができていないと指摘。正しいパワーポジションでは膝は爪先より前に出ず、内側にも入らないものの、これができない子が多いといいます。大嶺氏自身も現役時代に軸足の「タメ」で苦労した経験を振り返ります。体が突っ込みすぎると良い球がいかないため、軸足で後ろに力を加え、重心を後ろに残す意識が重要だと説明。一流投手はこの形が共通していると語ります。また、正しいフォームで投げても「内転筋」は痛くなるものだとし、股関節の硬さが別の怪我につながらないよう、正しい姿勢の重要性を具体的に伝えています。

 

バント失敗は"後ろの手"が原因?名手・平野謙氏が教える「片手練習法」(参考:First-Pitch - バッティング)

 

NPB歴代2位の451犠打を誇る平野謙氏が、バント上達のコツを解説しています。平野氏によれば、バント失敗の原因は「後ろの手(左打者なら右手)」が勝手にバットの角度を変えてしまうことにあるといいます。通常の打撃では重要な「後ろの手」が、バントでは邪魔になることが多いと指摘。上達法として、バットのヘッド付近を「前の手(左打者なら左手)」だけで持って転がす「片手バント練習」を推奨しています。これにより、角度調整を担う「前の手」の重要性を体感できるといいます。試合では両手で持ちますが、後ろの手は軽く支える程度で良いと助言。バントは練習で必ず上達するとし、基本習得後は「自分だけの形」を探求することが最も大切だと語っています。

 

編集部のコメント

投球もバントも、一見地味な「軸」や「手の使い方」の意識が、結果を大きく左右するのですね。

 

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