【少年野球ダイジェスト】制球難の原因は「足の裏」? 現代っ子に不足する感覚を養う自宅トレーニング(’25 11/2)

【少年野球ダイジェスト】制球難の原因は「足の裏」? 現代っ子に不足する感覚を養う自宅トレーニング(’25 11/2)

本日の注目テーマは「打撃の悪癖修正と、投球を支える身体感覚」。タイミングが合わない、体が早く開くといった打撃の悩みを解決する練習法から、制球難につながる足裏の課題まで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

制球難の原因は「足の裏」? 現代っ子に不足する感覚を養う自宅トレーニング(参考:First-Pitch - トレーニング)

 

投球動作が安定しない原因の一つとして、中学硬式の強豪「関メディベースボール学院」の藤田真悟トレーナーは「足の裏の弱さ」を指摘しています。裸足で遊ぶ機会が減った現代の子どもたちは、体重をコントロールするために重要な足の指を有効に使えていないことが多いといいます。藤田さんが推奨するトレーニングは、自宅でもできる「タオル引き寄せ運動」です。床に敷いたタオルの上に足を置き、足の指だけでタオルをつかんで引き寄せる動作を繰り返します。左右両方の足でバランスよく行うことが大切で、これにより足の裏が強化され、投球のほか、打撃や走力といった野球の基本動作全体のパフォーマンス向上が期待できます。

 

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タイミングが合わない本質とは? 敏腕コーチ3人が語る「反応・リズム・タメ」の改善法(参考:First-Pitch - バッティング)

 

少年野球の打撃において「タイミングが取れない」という課題に対し、3人の指導者がポイントを解説しています。ソフトバンクでスキルコーチを務める菊池タクトさんは、原因を「自身のリアクションの遅さ」と指摘。短いバットとミニボールを使い、トップハンドやボトムハンドだけで反応するドリルを推奨し、足首、膝、股関節をしっかり曲げる重要性を説いています。元大阪桐蔭主将の水本弦さんは、タイミングが苦手な選手に共通する「ベタ足」を課題とし、リズムを取りやすくするためにオープンスタンスを勧めています。東京の野球塾を運営する下広志さんは、軸足での「タメ」が鍵だとし、前足の反動で軸足に体重を乗せる「バックステップドリル」を紹介。軸足の3関節が「直列の関係性」になるよう意識することを求めています。

 

3冠王も実践!「体が早く開く」悪癖を解消する"正面ティー打撃"とは(参考:First-Pitch - バッティング)

 

打撃の悪癖である「体の早い開き」の解消法について、巨人などでスコアラーを務めた三井康浩氏が解説しています。三井氏が推奨するのは、阿部慎之助氏や落合博満氏も現役時代に取り組んでいた、体の正面に向かってボールを投げるティーバッティングです。投げ手が打者の中心線に向かって投げ、打者は下半身をあまり使わずに正面でボールを捉えます。前から来るボールに対しては体の開きを我慢せざるを得ないため、この練習を繰り返すことで上半身と下半身の連動が身につき、タイミングのずれが修正されるといいます。特に「先にお尻を回せ」と指導されて手が出てこない選手や、速球に肩が回ってしまう選手に効果的だと述べています。

 

編集部のコメント

プロの技術も、元をたどれば単純な動作の繰り返しです。基本に立ち返る練習が、子どもの癖を直す一番の近道かもしれません。

 

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