
【少年野球ダイジェスト】走力アップの鍵「腕振り」&守備力向上の「片足立ち」トレーニング(’25 11/1)
本日の注目テーマは「確実な守備と走力アップの秘訣」。全国トップレベルの守備練習から、個々の能力を高めるトレーニング、そして全国大会で輝いた逸材たちまで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・足が遅い悩みは「腕振り」で解決? 走力アップにつながる3つのポイント(参考:First-Pitch - ランニング)
走力アップには「腕振り」が重要であると、ランニングトレーナーの村田和哉さんは指摘します。足が速くなりたい選手に向け、推奨するのが「腕振りドリル」です。ポイントは3つ。1つ目は「顔の高さまで手を上げること」で、親指があごの高さに来るのが目安です。2つ目は「お尻の真横で太鼓を叩くようなイメージ」で腕を振ること。3つ目は「なるべく体の近くで振る」ことで、腕が体から離れるとスピードが落ちてしまうため、コンパクトに振ることが肝要です。このドリルを100回2セット、毎日の練習に取り入れることで、正しい腕振りが身につき、走力アップが実感できるといいます。
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・「三塁打にさせない」鉄壁の外野守備。全国2冠チームが実践する4段階練習法(参考:First-Pitch - ディフェンス)
中学硬式野球で今夏"全国2冠"を達成した東海中央ボーイズ(愛知)は、竹脇賢二監督が考案した斬新な外野守備練習を導入しています。頭上を越えそうな打球を背走しながら追う動きを4段階に分けて習得します。まず球を持たずに背走と体の切り返しを反復し、次に指導者の手投げ、ノック、最後はシートノックと段階を踏みます。竹脇監督は「外野守備が上手な選手は、体の切り返しがうまい」と分析。スピードを落とさずに切り返すため、腕が体から離れてブレないよう、無駄のない動きを体に染み込ませます。この練習の導入で外野手の守備力は一気に向上し、対戦相手から「鉄壁」「三塁打にさせない」と評されるまでになりました。
・ゴロ捕球のミスは「バランス力」が原因? 守備が安定する"片足3秒"トレーニング(参考:First-Pitch - ディフェンス)
ゴロ捕球のミスが減らない原因の一つに「バランス力」の弱さがあると、東京農業大学の勝亦陽一教授は指摘します。野手は走りながら片足立ちの状態でボールを捕るため、安定した体勢を保ちながら上体を下げる能力が求められます。このバランス力を養うため、椅子を使った「片足立ちトレーニング」が紹介されています。片足で立った状態から3秒かけて椅子に座り、3秒かけて元の姿勢に戻る動作を繰り返します。この時、背中が反って重心がかかと側に移動し、「ドスン」と座ってしまわないよう、少し上体を前に倒すことを意識するのがコツです。週2回程度から始めることで、ゴロ捕球の安定感向上が期待できます。
・全国大会で輝いた"金の卵"9選。全日本学童で一芸に秀でた俊英たち(参考:学童野球メディア)
第45回全日本学童マクドナルド・トーナメントに出場した小学生の中から、特に一芸に秀でた9選手を「俊英カタログ」の後編として紹介しています。世代トップクラスの制球力を誇り、3回戦で4回までパーフェクトを記録した田淵琉生投手(大龍ビッグドラゴンズ)。その田淵投手から準々決勝で先頭打者本塁打を放った里見葵生選手(多賀少年野球クラブ)。逆方向への強打が光る岩﨑海斗選手(長曽根ストロングス)。4日連続で先発し、全試合で規定70球を投げ切った"鉄腕"東海林大志投手(牛島野球スポーツ少年団)。堅実な守備で鉄壁の二遊間を築いた茂庭大地選手(不動パイレーツ)。ほか、佐藤秀哉選手、吉永辰馬選手、木村斗良偉選手、對馬一馬選手ら、投打走守に輝きを放った"金の卵"たちが紹介されています。
編集部のコメント
個々の技術を分解し、段階的に練習することが、確実なスキルアップへの近道となりそうです。
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