
【少年野球ダイジェスト】球速・飛距離向上に必須?中学強豪が重視する“動作の起点”は「足の裏」(’25 10/31)
本日の注目テーマは「強豪チームに学ぶ、選手の能力を引き出す指導法」。日本一の指導者たちが語る「数値化」の重要性や、見落としがちな「足裏」の感覚、さらには初心者の「恐怖心」に寄り添う指導まで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・球速・飛距離向上に必須?中学強豪が重視する"動作の起点"は「足の裏」(参考:First-Pitch – トレーニング)
中学硬式の強豪、関メディベースボール学院の井戸伸年総監督が、29日にオンラインで開催された「日本一の指導者サミット2025」に出演。選手のパフォーマンスアップの鍵として「足の裏」の感覚を重視する指導法を紹介しました。同チームでは平日の練習1時間を「動作づくり」に充て、素足でのティー打撃やノックも導入。井戸総監督は「足の裏は体の根元」「地面を掴めないと力がバットやボールに伝わらない」と語ります。同イベントで共演した野球塾の長坂秀樹氏も「足の指で地面を掴む感覚が大事」と同意。土台となる動作づくり、特に足裏の感覚を磨くことの重要性が示されています。
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・高校でレギュラーを掴むために。日本一強豪が重視する「専門体力」の数値目標(参考:First-Pitch – トレーニング)
中学硬式野球ポニーリーグ全日本選手権を制した高崎中央ポニーの倉俣徹監督が、29日にオンラインで開催された「日本一の指導者サミット2025」に出演。選手の育成法として「専門体力」の"見える化"を紹介しました。専門体力とは「打球速度」や「遠投の距離」などを指し、チームでは学年ごとに明確な目標数値を設定(例:3年生で遠投80m、打球速度130km)。倉俣監督は「明確な数値目標があると、選手のパフォーマンスアップにつながりやすい」「高校でレギュラーになる力がつきます」と効果を語ります。共演した関メディの井戸総監督も「選手は自分の現状や課題を把握できます」と、数値化の重要性に賛同しました。
・フライが怖い子に「正面で捕れ」はNG?指導者は「奇跡待ち」で恐怖心を取り除く(参考:First-Pitch - ディフェンス)
フライ捕球が苦手な子どもに対し、3度の全国優勝を誇る多賀少年野球クラブ(滋賀)の辻正人監督は、恐怖心を取り除く指導を優先しています。従来の「正面で捕れ」という指導はせず、むしろグラブを顔や体の正面から外して構えさせます。また、初期段階では指導者が子どものグラブにボールを投げてあげ、成功体験を積ませることを推奨。辻監督は「我々、指導者は奇跡待ちなんです」と語り、偶然でも捕球できた「奇跡」の瞬間を心から褒めることが重要だと強調します。この成功体験の積み重ねが、技術習得の土台になるとしています。
編集部のコメント
選手の成長は、目に見える技術だけでなく、足裏の感覚や数値目標といった「土台」を整えることから始まるのかもしれません。
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