
【少年野球ダイジェスト】制球力アップの鍵は「不安定な軸足」の改善。バランス高める“週3の習慣”とは(’25 10/30)
本日の注目テーマは「指導法のアップデートと選手の土台作り」。全国優勝チームの指導者が明かす「昭和野球からの転換」や、選手のパフォーマンスを支える基礎トレーニングの重要性をお届けします。
・制球力アップの鍵は「不安定な軸足」の改善。バランス高める"週3の習慣"とは(参考:First-Pitch – ピッチング)
投打のパフォーマンスが安定しない原因は「片足でしっかり立てていない」ことにあるかもしれないと、東京農業大学の勝亦陽一教授は指摘します。重要なのは、地面に接する足の外周範囲「支持基底面」の中心に重心を置くこと。野球は片足立ちからの動きが多いため、バランス能力が大きく影響します。トレーニングとして、軸足の指を地面から浮かせた状態で10秒間バランスを保つドリルを紹介。母指球、小指球、かかとの3点で支える感覚を養うことが重要で、週3回、10秒3セット程度の地道な継続がバランス感覚の向上につながると説明しています。
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・61歳監督の決断「昭和の野球はやめた」。"米国式打法"導入で掴んだ全国の頂点(参考:First-Pitch - バッティング)
今年8月の「エンジョイ!軟式野球フェスティバル」(旧・全国スポーツ少年団軟式野球交流大会)で初優勝した奈良「西大寺ドリームズ」の宮木健一監督が、指導法をアップデートし続ける重要性を語りました。かつては「厳しさ9割」だった指導を改め、現在は「楽しさ」を重視。28日にオンラインで開催された「指導者サミット2025」では、多賀少年野球クラブ(滋賀)の辻正人監督らの影響を受け、「指導者は子どもと一緒に成長すべき」と強調しました。昨夏からは、子どもたちにホームランの楽しさを味わわせたいと、マイナーリーグでのプレー経験もある根鈴雄次氏らに学んだ米国式の「パームアップ打法」を導入。このスイング改造が長打を増やし、全国優勝の一因となったことが明かされました。
・部員25人→150人!多賀少年野球クラブが実践する「保護者の視点」に立った指導改革(参考:First-Pitch - 指導法)
全国優勝3度を誇る「多賀少年野球クラブ」の辻正人監督が、部員激増の背景にある指導方針の転換について語りました。かつては「強さ」で信頼を得ようとしましたが部員は増えず、「保護者が子どもに何を求めているか」に焦点を変更したと話します。野球というスポーツの性質を踏まえ、「教育」の要素を採り入れようと考え、「自分で考えて行動する力」を養うための「ノーサイン野球」や、座学を導入しました。この取り組みが保護者の支持を集め、部員は約150人に増加。勝利至上ではなく、個の能力を高める指導が結果につながっています。
編集部のコメント
時代や環境の変化に合わせ、指導法も選手の体作りも、常に学びアップデートし続ける姿勢が重要ですね。
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