
【少年野球ダイジェスト】送球ミスが激減!中学日本一チームを支える「時間区切り」の独創的キャッチボール(’25 10/29)
本日の注目テーマは「全国トップレベルの育成戦略」。中学強豪校が実践する中高一貫の育成論から、全国2冠チームの独創的な練習法、初心者の好奇心を引き出す指導のコツまで、指導者・保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・送球ミスが激減!中学日本一チームを支える「時間区切り」の独創的キャッチボール(参考:First-Pitch - ディフェンス)
今夏全国2冠を達成した東海中央ボーイズ(愛知)は、独創的なキャッチボールを導入しています。約10メートルの至近距離で時間を区切り、即座に捕って返すことで、体が温まるだけでなく、握り替えやステップなど体の使い方を覚え、その後の長い距離でのキャッチボールもテンポが良くなるといいます。竹脇賢二監督はこの練習で「送球の精度も上がってミスが少なくなってきた」と語ります。無意識に体が動くレベルまで反復し、試合終盤でも乱れない強いメンタルと体の反応を養うことが狙いです。
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・高校野球が「欲しがる」選手とは?軟式強豪が掲げる"6か年育成"の視点(参考:First-Pitch - 指導法)
中学軟式野球の強豪、星稜中と作新学院中の監督が、中高一貫の「6か年育成」について語りました。両監督は、高校が欲しがる選手として技術だけでなく人間性も重視。作新学院中の増渕洋介監督は、選手が11部門の役職を担うことで主体性を育むと説明。一方、星稜中では3年生が引退後も硬式球で練習を続け、硬式チームと練習試合も実施。チームを率いる五田祐也監督は「(硬式移行期の)この時期が大切。凄く成長する」と述べ、高校入学までの期間を重視する育成論が紹介されています。
・ボールへの恐怖心をなくす「振り戻し&悪球打ち」 多賀クラブが推奨する初心者指導(参考:First-Pitch - バッティング)
学童野球で3度の全国制覇を誇る多賀少年野球クラブ(滋賀)の辻正人監督が、野球初心者向けの打撃指導法を紹介しています。推奨するのは「バットの振り戻し」と、どんな球でも打にいく「悪球打ち」です。まずスイング後にバットを肩の位置まで振り戻す動作を繰り返します。そのバットの軌道に指導者がボールを投げて当たる感覚を養います。打つときにボールを怖がる子には、バットが届かないような遠くのボールを投げて追いかけさせ「エンドラン」のような形にすることを勧めています。無理に指導をするより、ゲーム感覚で「打つ」楽しさを感じてもらう工夫が必要です。「全部打ちたいという好奇心をなくさないように」と辻監督は語り、まずは野球の楽しさを覚えることを優先しています。
編集部のコメント
主体性を育む仕組みや、無意識にできるまでの反復練習は、野球の技術向上だけでなく、子どもの自立を促す上でも重要です。
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