【少年野球ダイジェスト】スイングの悪癖が可視化される?「バット投げ」で正しい軌道を体得(’25 10/27)

【少年野球ダイジェスト】スイングの悪癖が可視化される?「バット投げ」で正しい軌道を体得(’25 10/27)

本日の注目テーマは「チームの躍進と選手の成長を支える指導法」。全国大会で快進撃を見せたチームの改革から、スイング軌道の習得ドリル、指導者が避けるべき言葉選びまで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

スイングの悪癖が可視化される?「バット投げ」で正しい軌道を体得

(参考:First-Pitch - バッティング)

 

巨人やWBCでチーフスコアラーを務めた三井康浩さんが、子どもが正しいスイング軌道を習得するための「バット投げ」ドリルを提案しています。三井さんは「軌道は、必ず投手の方にバットが出ていかなければいけない」と強調。軽いプラスチックバットを使い、スイングのインパクト時に手放し、バットが飛ぶ方向で軌道を確認します。背中側に飛べば悪い軌道、投手方向へ飛べば正しい軌道です。指導では難しい理論を押し付けず、「(体を)回しながら、手を投手の方に上げましょう」と体の回転を意識させることが重要だと説明。子どもが自分のスイングを体感的に理解できる点がメリットです。

 

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"競争改革"で全国準V!「無名のチーム」二見フレンズジュニアが強豪に雪辱

(参考:First-Pitch - 指導法)

 

兵庫県の学童野球チーム「二見フレンズジュニア」が、「高野山旗全国学童軟式野球大会」で初出場にして準優勝を果たしました。2年前に就任した井上裕司監督は「チームが強くなるのは競争心」と考え、指導体制を改革。強豪校や社会人野球経験者を指導者に揃え、高学年には技術と練習量を求めました。練習では金属か木製バットに限定し、上のカテゴリーで通用する技術習得を目指しています。井上監督は「少年野球は通過点。中学高校でも対応できる子を育てたい」と語ります。全国大会決勝では長曽根ストロングス(大阪)に大敗しましたが、1か月後の「バファローズカップ」では7-3で雪辱を果たしました。井上監督は「社会に出て通用する人間を育てたい」と、挑戦を続けています。

 

「何でできないんだ」はNG!選手の可能性を潰す指導者の"語彙力不足"とは

(参考:First-Pitch - 指導法)

 

指導者の言葉選びが選手の成長に与える影響について、高校・中学・少年野球の指導者の見解を紹介しています。聖隷クリストファー高(静岡)の上村敏正監督は「エラーをするな」といった否定的な言葉は、選手に不安を与えミスを誘発するため使わないといいます。京葉ボーイズの関口勝己監督は「何でできないんだ」をNGワードに挙げ、選手ができないのは指導者の力量不足が原因だと指摘。リトルリーグなどで指導経験のある年中夢球さんは「お前は通用しない」といった選手の可能性を潰す言葉の危険性を訴え、「可能性を見つけるのがコーチの仕事」と断言しています。指導者が選手の可能性を信じ、具体的なプロセスに集中させることが、選手の力を引き出す鍵となります。

 

編集部のコメント

指導者の役割は、技術を教えるだけでなく、選手の可能性を信じる言葉で、その未来を拓くことにあるのかもしれません。

 

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