
【少年野球ダイジェスト】投球後のフラつきは「前足」で改善! ボールを投げない米国式フォーム練習法(’25 10/23)
本日の注目テーマは「選手の可能性を伸ばす視点」。パフォーマンスに影響する「乱視」の知識から、名門校で奮闘する女子選手、そして投球フォームの基礎まで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・投球後のフラつきは「前足」で改善! ボールを投げない米国式フォーム練習法
(参考:First-Pitch - ピッチング)
投球後に勢い余って前に突っ込んだり、体がフラついたりする子どもは少なくありません。米国で少年野球アカデミーを運営する新谷信明さんは、ボールを極力使わずにフォームを改善する練習法を推奨しています。最も重要なのは、体重移動の際に「前足(ステップ足)で止める」意識です。まずトップの形を作り、そこから腕を振ってフィニッシュした際に「前足1本で3秒頑張る(耐える)」ことで、体のブレを防ぐ感覚を養います。狭い板の上でバランスを取りながら行うことも効果的です。実際のボールの代わりにタオルやウィッフルボールを使うことで、肩や肘への負担を軽減します。少年期の障害として野球肘が懸念されますが、少ない球数で正しい投球フォームを身につける効率的な方法として注目されます。
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・"打ち損じ"の原因は「乱視」かも? パフォーマンスに影響する視力の基礎知識
(参考:First-Pitch - 保護者向け)
子どもの視力低下の原因は、近視だけでなく「乱視」が関係している場合も少なくありません。ジョンソン・エンド・ジョンソンのイベントに登壇した北里大学の半田知也教授によると、乱視はピントがずれて物がぼやけたり二重に見えたりする状態で、野球においては深刻な影響を与えます。研究データによれば、乱視があると「反応速度が大幅に低下(例:0.7秒が1.2秒以上)」、ボールとの「距離感とタイミングがずれる」ことで打点がずれてしまうといいます。さらに、読書速度も低下するため、学習効率や集中力にも影響を与えるとのことです。乱視の度数や軸方向は成長や加齢によって変化することもあり、半田教授は「自分の目の状態を正しく把握することが重要」と指摘。学校の検査だけに頼らず、親子で定期的に眼科を受診することが推奨されています。
・「男子が500回なら1000回振る」 名門・作新学院中で奮闘する女子選手の覚悟
(参考:First-Pitch - コーチングメソッド)
中学軟式の強豪、作新学院中で男子に交じってプレーする女子選手、関柚稀(せき・ゆずき)内野手(2年)が紹介されています。女子選抜チームで全国優勝の経験もある関さんは、新チームで「走塁リーダー」に就任。50メートル走7秒4の快足を武器に、チームの走塁意識を高めています。主将の今泉徹太選手も「次の塁を狙う姿勢についてチームに浸透させてくれます」と信頼を寄せています。中学年代は男女の体格差が表れる時期ですが、関さんは「みんなが(バットを)500回振るなら1000回振る」と人一倍の努力を重ねています。関さんにとって一緒に白球を追う仲間は「勇気をもらえたり、楽しいなと思えるチーム」といい、大切な存在と話します。将来は高校の女子硬式野球部でプレーを続けることを目指しています。
編集部のコメント
子どもの「見えにくい」というサインや、フォームの小さな癖は、大人が気づき、サポートすることで大きな成長に繋がります。
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