
【少年野球ダイジェスト】速く走れない原因は「腰が折れる」から。股関節と体幹を同時に鍛える“腕立てジャンプ”(’25 10/22)
本日の注目テーマは「チームを勝利に導く最新理論と、選手を支える組織力」。全国制覇を果たしたチームの打撃改革から、走りの質を高めるトレーニング、そして強豪校を支えるマネジャーの活躍まで、指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・速く走れない原因は「腰が折れる」から。股関節と体幹を同時に鍛える"腕立てジャンプ"
(参考:First-Pitch - ランニング)
足を速くするためには「股関節」が重要となります。甲子園出場経験を持つランニングトレーナーの村田和哉さんは、股関節と体幹を同時に強化することができる「腕立てジャンプ」というトレーニングを紹介しています。方法は簡単、まず腕立て伏せの体勢をとります。このとき、腰が折れたりお尻が上がったりしないよう、背筋を真っすぐに保つことが重要です。その姿勢をキープしたまま、両足を手の位置まで引き寄せるようにジャンプし、元の位置に戻す動作を繰り返します。村田さんは「少し勢いをつけて、少し衝撃を与えるぐらいの気持ちでやること」とアドバイス。注意点は、正しい姿勢を維持することと、「手の真横に両足が付く」こと。これにより股関節が開き、走る時に必要な足の上げ方が身につくといいます。
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・"昭和の指導"と決別。米国式「パームアップ打法」で全国制覇へ導いた61歳監督の挑戦
(参考:First-Pitch - バッティング)
奈良の「西大寺ドリームズ」は、今年8月の「エンジョイ!軟式野球フェスティバル」(旧・全国スポーツ少年団軟式野球交流大会)で、初優勝を飾りました。チームを率いる宮木健一監督は、「昭和の野球だけでは選手の引き出しは増えない」と語ります。昨夏、従来の「上から叩きつける打撃」を改め、米国式の「パームアップ打法」を導入。これは手首の返りを防ぎ、体幹を使って打球の角度を上げる打法で、「全員がホームランを打つこと」を目標に練習した結果、チームの長打力は激増しました。指揮官はいろいろな指導者から練習法を学び、自らの指導をアップデート。当初は懐疑的だった保護者にも「将来スケールの大きい選手になってほしい」と思いを伝え、納得してもらったといいます。「小学生の指導者は通過点」と語る監督は、選手の将来を見据えた指導を実践しています。
・中学王者を支える5人のマネジャー。補食準備から遠征手配までこなす"中学生離れ"した働き
(参考:First-Pitch - コーチングメソッド)
中学軟式野球の全国大会で初優勝した作新学院中野球部には、中学の部活では珍しく5人の女子マネジャーが所属しています。日々の補食のおにぎりやジャグの用意だけでなく、週末の遠征では宿泊先への連絡、部屋割り、アナウンス、スコア記入まで担当。さらに選手の誕生日会の企画やお守り制作も主体的に行い、チームを陰で支えています。指導する川野勲部長は「いないと本当に大変」と働きぶりを評価。指導の際にはすぐに答えを教えず、対話の中で本人が解決策にたどり着くことを重視しているといいます。2年生の小瀧さんは「大変だけど結局楽しい」と笑顔を見せ、彼女たちの奮闘が王者の底力となっています。
編集部のコメント
打撃理論のアップデートも、走塁技術の向上も、日々の地道な積み重ねが選手の成長に繋がります。
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