プレッシャーと付き合うための「心の整理」 打席で結果を出すメンタル強化法

プレッシャーと付き合うための「心の整理」 打席で結果を出すメンタル強化法

桧山進次郎氏が語る「心整える術」の実践法

 

 打席に立つ前、選手たちはどのように心を整えるべきか――。多くのプレーヤーが直面する課題だ。阪神一筋22年、主力として活躍しキャリア終盤は「代打の神様」として数々のチャンスで結果を残した桧山進次郎氏が、緊張やプレッシャーを乗り越えるための具体的な手法を伝えている。その中には、重圧がかかる場面で力を発揮した実体験が詰まっている。

 

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 まず重要なのは「今の自分を知ること」。調子の良し悪しや、技術的に自信がないなど、自身の「不安材料」を理解した上で「打席に入る前に払拭する必要がある」と強調している。不安を抱えたままでの打席では良い結果は出ないと断言し、闘いに備える基本が"自分との向き合い"であると伝えている。

 

 打席に入る心構えについては「気持ちの整理が重要」と指摘する。実際の経験として、追い込まれた場面では「センターセンターセンター」と心の中で唱えて、自身の焦りを和らげる方法を紹介している。これを行うことで「勝手に身体がセンター方向に向かうようになり、これまで(練習で)やってきたことが試合でも自然と出せる」と述べ、気持ちの整理の有効性を説いていた。

 

 さらには「野球は9人でやるスポーツ」とも語る。試合中、他の選手がどのように相手投手の球を捉えているか、ストライクゾーンの広さや現状を観察し、チームで情報を共有する必要があると説いた。「(プレーボール直後の)1番バッターの報告や試合中の観察を通じて、次に備える頭の準備ができる」と述べ、チームプレーの重要性に触れていた。

 

 プロの実践的なアドバイスが詰まった桧山氏の考え方は、技術以上に心の使い方が勝敗を左右する野球において、選手たちへ新たな気づきを与えるものだ。試合で実力を引き出す鍵は、準備と心の整理にあると教えてくれる内容だった。

 

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