【少年野球ダイジェスト】ティー打撃の「立ち位置」で激変?米国流指導と中学王者の練習法を公開(’25 10/18)

【少年野球ダイジェスト】ティー打撃の「立ち位置」で激変?米国流指導と中学王者の練習法を公開(’25 10/18)

本日の注目テーマは「選手の可能性を最大限に引き出す指導法」。中学軟式日本一に輝いたチームの実戦的打撃ドリルから、心身を鍛えるユニークなトレーニング、そして初心者も打つ楽しさを実感できる米国流の指導のコツまで、指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

ティー打撃は「立ち位置」と「3秒我慢」で変わる!米国流の初心者指導法

(参考:First-Pitch - バッティング)

 

ティー打撃が上手くできない初心者の多くは、立ち位置が定まっていないことが原因かもしれません。米国で指導する新谷信明氏は、まず正しい立ち位置を教えることの重要性を説きます。具体的には、バットをティースタンドに合わせて体と垂直になるように置き、その先端に前足のかかとを合わせることで、適切な距離感となります。さらに、下半身主導のスイングを意識させ、振った後に「3秒間、姿勢を我慢する」ことを指導。3秒我慢できない場合は、体のバランスがブレている証拠となります。簡単なアドバイスで正しいフォームに導き、ボールを捉える成功体験を積ませることが、野球の楽しさを実感させる第一歩だと語っています。

 

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中学王者が実践する4種の打撃練習。ポップフライを撲滅し「対応力」を磨く

(参考:First-Pitch - バッティング)

 

中学軟式野球の全国大会で初優勝した作新学院中等部は、4種類の打撃練習で打席での確実性・対応力を高めています。増渕洋介監督によると、左投手・右投手の変化球や直球を想定し、角度や緩急の異なるボールを「引きつけて反対方向に打つ」練習を徹底。これにより、体が突っ込んだり差し込まれたりするのを防ぎ、ポップフライになりやすい軟式球を力強いセンター返しにする技術を磨いています。様々な球種を打つことで試合での「対応力」も身につきます。また、同校は「主体性」を理念に掲げており、練習は選手主導で進行。自ら考える習慣が技術と精神の両面を成長させています。

 

筒香選手の兄が導入する「全力綱引き」。大声が心と体を強くする

(参考:First-Pitch - トレーニング)

 

DeNA筒香嘉智選手の兄、裕史氏が代表を務める「和歌山橋本Atta boys」では、ユニークな「全力綱引き」をトレーニングに導入しています。これは、練習前にチーム全員で大声を出しながら綱引きを行うもので、体幹や心肺機能の強化に加え、練習への集中力を高める効果があります。騒音計で声の大きさを測り、成長を数値で可視化することで、選手のモチベーション維持にも繋げています。日常生活では機会の少ない「大声を出す」という行為は、力を入れるタイミングと声を出す感覚を一致させることで、打撃のインパクトや投球のリリースといったプレーにも応用できるといいます。

 

編集部のコメント

高度な技術も、ユニークな練習も、すべては選手が野球の楽しさを実感し、主体的に取り組むための工夫から生まれているのかもしれません。

 

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