
【少年野球ダイジェスト】制球力は“踏み出す足”で決まる!今日からできるフォーム矯正術(’25 10/16)
本日の注目テーマは「個々の技術を高める指導法と、全国の舞台で繰り広げられる熱戦」。元プロ野球選手が語る打撃の極意から、すぐに実践できる投球練習法、そして学童球児たちのドラマまで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・制球難は"踏み出す足"が原因?ラインを使って投球フォームを矯正する方法
(参考:First-Pitch - ピッチング)
埼玉西武ライオンズアカデミーの山崎まりコーチが、子どもの制球力を向上させるための練習法「ラインキャッチボール」を紹介しています。多くの子どもは「真っすぐ投げよう」と指導されても、踏み出す足の位置がずれてしまい、アウトステップやインステップになることで制球を乱しがちです。そこでグラウンドのラインなどを使い、それに沿って足を出すようにキャッチボールを行うことで、投げる相手に対して真っすぐ踏み出す感覚を視覚的に養うことができます。この練習は、力が分散したり体重移動が不十分になったりするのを防ぎ、正しい投球動作の習得に繋がります。親子でも手軽に取り組める、効果的な練習法です。
・【参加無料】全国制覇チーム監督陣の指導法が学べる5日間!日本一の指導者サミット2025に今すぐ申込む
・小柄でも強打者になれる! "こねる癖"を解消する「手首の使い方」
(参考:First-Pitch - バッティング)
中学硬式の強豪「世田谷西リトルシニア」の蓬莱昭彦総監督が、体が小さい選手でも強い打球を飛ばすための打撃論を解説しています。重要なのは「手首の使い方」で、インパクトの後に手首を真っすぐ返すことでバットのヘッドが走り、遠心力を利用できると語ります。特に、右打者なら右手のひらを天に向ける「出前持ち」のような形で振り出すことで、インパクト前に手首が返ってしまう「こねるスイング」を解消できるといいます。腕力に頼らず、バットの反動と振り子の原理を利用したこの技術は、パワーがまだない中学生にとって不可欠です。小柄でも名選手として活躍したプロ野球選手も手首の使い方が巧みであり、まず技術を身につけることの重要性を説いています。
・俊足選手への「転がせ」は逆効果? 元巨人のコーチが警鐘を鳴らす指導の落とし穴
(参考:First-Pitch - バッティング)
巨人・矢野謙次2軍打撃チーフコーチは、俊足の打者に対して安易に「転がせ」と指示することに警鐘を鳴らしています。ボールに当てにいこうとする意識が強すぎると、上半身が前に突っ込み、肩の開きが早くなるなど、正しい打撃フォームが崩れる危険性があると指摘。結果としてポップフライや詰まった打球が増え、ボールに強い力を伝えられなくなるといいます。体の大小にかかわらず、打撃の基本は常にフルスイングで低く伸びるライナーを打つ意識を持つこと。特にセンターから逆方向へ強い打球を打つ意識が、体の開きを抑え、打撃向上に繋がると語っています。指導者は結果だけでなく、そのための体の使い方を簡潔に分かりやすく説明することが重要です。
・全国学童大会準決勝、伊勢田が強豪・多賀を下す!「時短活動」で3位の多賀にも注目
(参考:学童野球メディア)
8月に開催された全日本学童大会マクドナルド・トーナメントで、伊勢田ファイターズ(京都)が元王者の多賀少年野球クラブ(滋賀)を5-3で下した準決勝の模様をレポートしています。伊勢田は2回裏、二死無走者から4点を先取する集中打を見せ、エースの藤本理暉投手を要所で投入する継投策で多賀の反撃を振り切りました。記事では、伊勢田の夏山淳主将が準々決勝で頭部死球を受けながらも強い意志で出場し続けたエピソードを紹介。一方、敗れた多賀少年野球クラブは、練習時間を大幅に短縮する「時短活動」という独自のチーム運営を行いながら全国3位という快挙を達成しており、その斬新な取り組みにも光を当てています。
編集部のコメント
個々の技術指導だけでなく、選手の特性やチーム全体の在り方まで、多角的な視点を持つことが子どもの成長を最大化する鍵となりそうです。
関連動画
・【参加無料】全国制覇チーム監督陣の指導法が学べる5日間!日本一の指導者サミット2025に今すぐ申込む
・"足は誰でも速くなる"今すぐ実践すべき「走力向上プログラム」/村田和哉
・MAX155キロの指導者監修 年代別|好投手育成プログラム/NEOLAB




