【少年野球ダイジェスト】限られた時間で最大効果を!強豪チームの時短練習法とパフォーマンスを高める胸郭エクササイズ(’25 10/7)

【少年野球ダイジェスト】限られた時間で最大効果を!強豪チームの時短練習法とパフォーマンスを高める胸郭エクササイズ(’25 10/7)

本日の注目テーマは「選手の成長を加速させる練習のヒント」。全国レベルの強豪チームが実践する効率的な練習法から、最新のトレーニング理論、そして指導者に求められる技術まで、少年野球に関わる皆様に役立つ情報をお届けします。

 

投打のレベルアップを妨げる"硬い胸郭"。成長期に取り組みたい「胸郭ずらし」エクササイズ
(参考:First-Pitch - トレーニング)

プロ野球選手も指導する高島誠トレーナーが、成長期の選手のパフォーマンス向上と故障予防に「胸郭の動き」が重要だと指摘しています。身長が伸びる時期は柔軟性が失われやすく、体重移動やスイングの「ため」が作りにくくなることがあります。そこで推奨されているのが、チューブを使った「胸郭ずらし」のエクササイズ。骨盤を固定し、チューブの抵抗を利用して体を左右にずらすことで、胸郭周りの柔軟性を高めます。肘を曲げ伸ばしするのではなく、体全体をずらすのがコツ。この動きが投球フォームの改善や打撃力アップにつながり、選手の可能性を広げるとしています。

 

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覚悟の連盟脱退から全国2度制覇。北海道の強豪が実践する"超効率"練習法
(参考:First-Pitch - 指導法)

北海道の地理的ハンデを乗り越え、2度の全国大会優勝を誇る強豪「東16丁目フリッパーズ(札幌市)」。笹谷武志監督の練習法は、アップを省き、いきなり打撃練習から始まります。打者は思い切りバットを振り、守る側は打球を追いかける。これ自体がウオーミングアップの役割を果たすといいます。その理由として、笹谷監督は「学校でドッジボールなどをして十分に動いていますから」と説明。キャッチボールも単なる反復ではなく、100種類以上のメニューで怪我予防と技術向上を同時に図ります。チームの大きな転機となったのは2012年の連盟からの脱退。札幌市のチームの95%が加盟する連盟からの離脱を決断するには大きな迷いもありましたが、これにより地域の枠を超えて志の高い選手が集まり、チームの土台が固まりました。近年ではクラウドファンディングで室内練習場を完成させるなど、地域を巻き込んだ運営で3度目の全国制覇を目指しています。

 

指導者必見!中学名将が伝授する、選手の守備力を引き出す「生きたノック」の打ち方
(参考:First-Pitch - ディフェンス)

選手の守備力を高めるには、指導者のノック技術が重要です。全国大会優勝3度を誇る東都クラブ京葉ボーイズの関口勝己監督は、試合で起こる「生きた打球」を打つことを重視しています。多くの指導者がやりがちな、バットを上から叩きつける打ち方ではなく、内野ゴロではバットの下側でボールを捉え、外野への打球ではバットの上側でボールの下を捉えバックスピンをかけるなど、明確な打ち分けを実践。ボールの上げ方も打球の種類によって変えることで、選手はより実戦的な練習を積むことができます。ノッカーの技術向上が、チーム全体の守備力を飛躍させるといいます。

 

編集部のコメント
チーム全体の工夫、選手個々の身体へのアプローチ、そして指導者の技術。三位一体で選手の成長は加速しますね。

 

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