ダルビッシュ&マー君らを育てた佐藤義則氏が実演 球威を生み投球の幅を広げる「プレート」の使い方
■パドレス・ダルビッシュや楽天・田中らを育てた佐藤義則氏が解説
体の使い方、球種の投げ分け方も大事だが、いいピッチングをするためにはマウンド上の「プレートの使い方」も大切な要素になってくる。縦約15.2センチ・横約61センチの長方形をいかに利用し、投球の幅を広げていくか――。阪急・オリックスで現役22年、また、コーチとしても藤川球児(元阪神)、ダルビッシュ有(パドレス)、田中将大(楽天)らを育てた名伯楽である佐藤義則氏が、指導動画の中で実演している。
まずはピッチングの際、軸足でプレートをどのように踏むのかがポイントだ。力強いボールを投げるためには、打者方向に体重を移動させながら、前への推進力を生み出す必要がある。この「前に行く力」を作るためにも、軸足のプレートの踏み方が重要になるのだ。
「ピッチングにしても、バッティングにしても、(力を生むには)何かで何かを助けてあげないといけない」と、実演しながら語る佐藤氏。ピッチングの場合、その“何か”がプレートの踏み方になる。「今はセット(ポジション)で投げるピッチャーが多い。その子たちにも、この(踏み方の)ほうが『前に行く力が強く使えるよ』という話をしています」。
【投手必見】踏み方1つで“嫌がられる投手”になれる 佐藤義則氏直伝「プレートの活用術」
そして、もう1つはプレート上で立つ場所。横幅はわずか約61センチだが、この“立ち位置”1つで、打者を怯ませる球威を作り出すことができる。「抜けてきそうだな、と思ったらストライクゾーンにズバッと来るボールが理想です」。腕が強く振れて、ボールに角度がつき、ストライクゾーンを広く使える理想的な立ち位置はどこなのか。それについても、佐藤氏は動画の中で手本を示してくれている。
白い小さな長方形をうまく使いこなすことで、バッターに“嫌がられる”投手になることができる――。現役時代は165勝、見事な投球術で44歳まで投げ続けた名伯楽が実演する動画で、そのコツをつかんでほしい。
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