インステップは修正できる 中日・小笠原慎之介投手も師事、長坂秀樹氏が伝える改善策と効果的ドリル
■神奈川県藤沢市の駅近くにある「Perfect Pitch and Swing」で子どもたちを指導
小中学生を対象に野球塾を主宰している長坂秀樹氏はボーイズリーグの強豪「湘南クラブ」でコーチをした時期を経て、東海大相模から中日にドラフト1位で入団した小笠原慎之介投手も指導したことでも知られている。米国での野球経験もあり、そこで学んだ「インステップ」の克服方法は制球に悩む子どもたちのヒントになるかもしれない。
投球動作を丁寧に実演しながら、なぜ、それを修正すべきなのかも含めて解説している。長坂氏は東海大三(現東海大諏訪)時代に甲子園に出場、その後、米国に渡り、独立リーグでプレーした元投手。インステップに関しても「右ピッチャーだとだいたい左足の爪先は時計の針で“3分から5分”くらい」などと、”米国流”の教えも交えながら説明している。
レッスンのスタートは「インステップの言葉は知っているけど、よく意味がわかってない子もいるので、まず、そこから行きたいと思います」。修正法を示す前に、インステップはどうして起きるのか、を細かく実演。その”意味”を理解してもらうことから始まる。同時に、どうしてインステップしない方がいいのか、ということも伝えた上で、長坂氏が推奨する投球フォームの指導へと進んでいく。理由があっての明確な”回答”を感じるはずだ。
【投手必見】コントロールの安定を導く足の踏み出し位置 自宅でも練習が可能な長坂秀樹氏の克服ドリル
インステップをしないためには、修正するためにはどうすればいいか。右投げの長坂氏の実演指導では、右投手の場合の左足の踏み出し位置、足を上げ、沈み込む時の膝の位置など、いろんなキーになる部分、具体的にベストなポジションも教えている。その指導シーンを見れば、子どもたちへの導き方もわかるようになっており、すぐに取り組むことが可能。インステップに悩んでいる人も、そうでない人も一見の価値ありだ。
さらには、投球フォームにおける股関節の使い方もレクチャーしている。そのために有効な椅子を使ったドリルを紹介。この場合も、なぜ、この練習法が必要なのかを説明し、実際に体で感じてもらう様子も伝えている。小中学生に多い課題でもあるインステップ。それだけにこれらの修正方法を知っていれば、大きなプラスになる。ぜひ、この長坂氏の指導動画を参考にしてもらいたい。
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