「球速を上げたい」と思う前に持っていてほしいこと プロも師事する投球指導者の姿勢

「球速を上げたい」と思う前に持っていてほしいこと プロも師事する投球指導者の姿勢

■内田聖人さんは現役引退後に155キロを計測、早実、早大、社会人でもプレー

 

 野球をしていれば一度は思う「球速アップ」というテーマ。 ダルビッシュ有投手(パドレス)や千賀滉大投手(メッツ)ら現役メジャーリーガーも師事する投球指導者の内田聖人氏はTURNING POINTでも、その“コツ”を紹介している。球速を伸ばすために、小中学生がまず取り組んでほしいことの一つは「どうやったら速いボールが投げられるかを自分自身で考える」こと。準備すべき点の第一歩は頭の準備だ。

 

 内田氏は静岡の伊東リトルシニア時代に日本代表に選出。早実から早大を経て、社会人のJX–ENEOS(現ENEOS)と、最速150キロの直球を武器にアマチュア球界のエリートコースを歩んできた。米独立リーグでプロを目指したが、引退したが、今も「自分自身で追求しながら、どうやったらパフォーマンスが上がるかとういうことを日々考えている」という。その結果、実際に155キロを軟式で計測した。一般的には球速が出にくいとされる軟式球では恐るべき数値と言える。衝撃の映像はしっかりと残っている。

 

【動画】周囲も驚いた投球指導者・内田聖人さんの155キロの実際映像、子どもたちへのアドバイスも

 

 やみくもに球速アップを求めてはいけない。体の作りなど、負荷が耐えられる力がついていなければ大きな怪我につながる。間違ったフォームで投げることによって出力が落ちることもある、と内田さんは警笛を鳴らす。それ以前に備えておきないことがある。今でもダルビッシュや千賀が探究心を持って野球に取り組むのと同様に「どうしたら速いボールが投げられるか」を日々追求していく気持ちを持ち続けることが上達への第一歩だという。

 

 一流のプロゴルファーに個人コーチがいるのと同様に、野球もほんの少しの違いに気づいてあげることのできる指導者の存在は必要不可欠。ケガを経験した内田氏だからこそ、その言葉には説得力がある。そのベースができた上で、プロの卵たちから現役選手まで通う球界で話題の野球アカデミー指導者のコーチング理論に耳を傾けてほしい。

 

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