全国大会の常連…上一色中の強さの“秘密” 育成に定評、名将が語る「伸びる子」の条件

全国大会の常連…上一色中の強さの“秘密” 育成に定評、名将が語る「伸びる子」の条件

■上一色中・西尾監督は選手に対して「日本一になろうとは言わない」

 

 東京都江戸川区立上一色中学校は、全国中学校軟式野球大会で2度の準優勝、2022年全日本軟式少年野球大会では初の日本一に輝いた強豪校。監督の西尾弘幸氏は選手育成に定評があり、毎年のように強力打線を作り上げることでも知られる名指揮官だ。

 

 いったい、どんな指導法をしているのか。今回の動画では西尾氏が、上一色中の選手の特徴を明かしている。ズバリ「伸びる子」とは……。

 

「例えば12時に昼食にして、じゃあ12時50分から(練習を)やるよってした場合に、彼ら(上一色中の選手たち)は、あっという間に食べちゃうんですよね」。今回の西尾氏の話は、ここから始まる。

 

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 なぜ早く食べてしまうのか。その後の選手の様子を口にしながら、「そういうところにも、強くなることのヒントみたいなものがあるのかもしれませんね」。それが今回のテーマにつながっていく。

 

「以前は、伸びる子っていうのは、てっぺんとるような目標を持っていないといけないと思っていたんですよ」。そんな過去を振り返りながら、動画の中では現在の見解を述べたうえで、その条件に当てはまる子どもたちが「伸びるんだと思います」と言い切っている。聞けばすべて、なるほどと思える内容だ。

 

「伸びる子」の具体例も次々と出てくるが、「これも中学校時代に伸びる子と、高校または大学にまで続けて伸びる子と、それぞれなんですよね。ただ、今そうやれる子たちは、いずれ伸びるチャンスを持っているというふうには思います」と付け加える。

 

 さらには、保護者にも次のように伝えている。「今はゴールじゃないって。今、レギュラーになれなくても、いずれ伸びる時が必ず来るので、信じてやってくださいって」。

 

 西尾氏は、「日本一になろう」という言葉は使わないし「そういう野球部ではありたくない」とも語る。現役のプロ野球選手も輩出するなど、なぜ上一色中の選手は「伸びる」のか。この動画で、その秘密を感じ取れるはずだ。

 

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