失敗しないための「ボールの当て方」 名手が実演…バントの成功確率が高まる“極意”
■NPB歴代2位の記録を持つ平野氏が重要視する「ボールの当て方」
野球の試合に勝つために必要不可欠な戦術とも言えるバント。投手が投げる球をバットに当てて転がすだけの地味なプレーなようにも見えるが、そこには数多くの技術が詰まっている。現役時代、“バントの名手”として活躍し、NPB歴代2位の通算451犠打を決めた平野謙氏が、プロ19年間で会得したノウハウを惜しみなく解説している。
この動画で解説されているのは「ボールを捉えるポイント」。バントのサインが出た時、平野氏はボールをバットの“どこに当てるか”を強く意識していたという。「手でバットを叩いたとき、ビーンと響くところと硬いところがあります。この硬いところがバットの芯になります。バントはその芯を避けてボールを当てることが大切です」と語る。
【打者必見】意識したい「ボールの当て方」 バントの成功確率が高まる“名手の極意”
平野氏は動画で、成功パターンと失敗パターンを実践を交えて紹介。ボールのどの部分を狙うのが良いか、芯ではないバットのどの箇所に当てるのが良いかなど、バントが最も成功しやすいボールの当て方についてわかりやすく解説している。
どんな作戦にも100%成功はなく、当然バントにも失敗はつきもの。ただどういった失敗だったかで、攻撃に及ぼす影響も変わってくる。バントは例え失敗してもファウルであれば、再度チャレンジができる。「バントで大切なのは“成功するための失敗”。そのためにも当てるポイントを意識することが大事です」と、良い失敗例についても動画内で言及している。
チームでレギュラーになるためには、快打を連発し、打率や本塁打などの数字を上げることも必要だが、バントでしっかりとした技術を身につければ出場機会も広がっていく。平野氏が明かす、ボールを捉えるポイントを意識し実践することで、バントの成功率向上に役立てたい。
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