鷹・今宮健太が語る内野守備の極意 大切なのは「1歩目」…打球に素早く反応する思考
■ソフトバンクの名ショート・今宮選手が守備で大切にしていること
ソフトバンクの今宮健太内野手は、球界屈指のショート守備の達人だ。まさに芸術的な華麗なる動きで、2013年から2017年にかけては5年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞した。
どんな打球にも素早く反応し、難しいゴロも、そうではないようにさえ処理してしまう。これには何かコツがあるのか。守りで意識しているポイントは何か。この動画では今宮選手が”守備の極意”を明言している。
今宮選手がショートゴロを巧みにさばく映像を見れば、その動きがいかにスムーズかよくがわかる。しかし、それにはやはり心掛けていることがあった。「やっぱり1歩目ですかね」。これをきっちりクリアしないと先はないし、動きが変わってくる。「集中力」を持っての「1歩目」は基本中の基本であり「今も意識してやっている」そうだ。
とはいえ「人間なので、すべては完璧にはいかないと思う」とも付け加える。そこで大切なのはオンとオフの切り替え。動画では今宮選手が、どういうふうにそれを行っているかも説明している。
【内野手必見】ゴールデン・グラブ賞5回…一流遊撃手・今宮健太が明かす素早いゴロ処理のコツ
2009年のドラフト会議でソフトバンクから1位指名されて、内野手としてプロ入りした今宮選手だが、大分・明豊高校時代は投手としても活躍した。3年夏の甲子園大会では154キロも計測するなど、スピードボールでも知られていた。
そんな投手時代の経験も、自身のショート守備に影響を与えているという。自身の経験も踏まえて、どんな行動がマウンド上の味方を支えてくれるのか。投手が「よし頑張ったろう」となる内野手の姿勢についても語っている。
これは常に意識していないとできないものなのかもしれないが、その辺りの心理状態も、わかりやすく話している。当たり前のように行う全力プレー。それこそが「引退するまで絶対にやめない」と誓っていることだ。このように超一流のショートの考えに触れることは、アマチュア選手の技術向上にもつながることだろう。さらに細かく今宮選手の金言を胸に刻むだけでも大きなプラスになるはずだ。
【関連記事】
・【#1無料動画】林泰祐|現在連載中|米国での指導経験持つトレーナー監修 年代別|パフォーマンス向上プログラム
・【第1話無料】NEOLAB|現在連載中|MAX155キロの指導者監修 年代別|好投手育成プログラム
・多賀少年野球クラブ監督 辻正人|カリスマ監督が直伝「幼児野球指導」 公式戦未勝チームへ授けた「勝利の秘訣」