大阪桐蔭元主将が解説…打撃の「タイミングの合わせ方」　試合の中で結果を出す“極意”

2023.10.02

■大阪桐蔭の元主将で人気野球YouTuberのミノルマン氏が解説

　バッティングでの“タイミングの合わせ方”は、どんなバッターでも悩んだ経験があるだろうし、指導者としても教え方に試行錯誤するものではないだろうか。相手投手には速球派もいれば、軟投派もいる。そこでどう、自分の間合いに持ち込めばいいか……。

　高校野球の名門・大阪桐蔭で主将を務め、現在はYouTubeや野球塾で技術や知識を伝えている野球YouTuber「ミノルマン」こと廣畑実氏が、そんな悩める選手・指導者に向けて、タイミングを合わせる極意を動画の中でわかりやすく解説している。

　廣畑氏は大前提として「タイミングは“合わないもの”だと思ってください」と語りかける。なぜ“合わないもの”なのか。そこには、サッカーやバスケットボールとは違った、野球というスポーツの特性が関わってくる。

　だからこそ、攻撃側のバッターが苦悩することはない。「タイミングは合ったら“ラッキー”」という言葉を聞けば、あれこれ苦悩している選手も、気持ちが落ち着くのではないだろうか。

　では、“ラッキー”の確率を上げていくにはどうすればよいか。「合わない中でも、なんとか合わせようという時に大事になる」と紹介しているのが、誰でも小学生の頃には教えられたであろう、実にシンプルなタイミングの取り方。この“極意”を意識することで、頭の中もシンプルにして打席に臨めるはずだ。

　さらに廣畑氏が力説するのは「声を出す」ことの大切さ。それがなぜかも解説しており、それによって打席を重ねるごとに“ラッキー”の確率が高くなってくる。1打席だけで思い悩むのではなく、1試合トータルで“主導権を握っていく”意識が大切ということだろう。

　小さい頃に教えられた基本も、中学、高校と進むにつれて忘れてしまいがちになってしまうもの。動画を見て、“原点回帰”してみてはいかがだろうか。