
技術だけじゃないNPBジュニア合格の鍵 合否を左右する…投手と捕手の“評価基準”
■西武Jr.の星野智樹監督らが明かす…選考会でバッテリーに求めること
NPBジュニア出場を目指す球児やその保護者にとって、選考会で何が評価されるかは大きな関心事だろう。2025年の埼玉西武ライオンズジュニアを指揮した星野智樹監督や白崎浩之代表らは、独自の視点を持って選考に当たった。2次選考のバッテリー部門では球速といった表面的な数字だけでなく、グラウンドでの振る舞いや細かな技術などを注視して選手を見極めていた。
・実際の動画はこちら 【NPBジュニア2次選考・バッテリー】合格を左右する「球威と捕手スキル」/埼玉西武ライオンズジュニア
投手選考では限られた時間でのアピールが求められる。星野監督は球速や球の強さに加え、マウンドさばきや仕草までチェックした。最初の数球で良さがわかる選手もいれば、球数を重ねて調子を上げる選手もいる。そのため、選考時間を1分半に延ばしてマウンド上での状態を観察し、実力を見定めた。
捕手の評価も多角的に行われた。二塁送球のタイム計測に加え、投球を受ける姿勢が重視された。綱島龍生野手コーチは、しっかり捕球できているか、ワンバウンドを確実に止めているかをチェック。ただ投球を受けるだけでなく、体を使ってボールを後ろにそらさない基本動作の徹底が求められる。
白崎代表は野手目線から捕手のスキルを注視していた。「ただ受けてるんじゃなくて」と、投球に対して「ナイスボール」と声掛けができているかを確認していた。指導者の言葉を他の選手に伝えられるか、野手が守りやすい雰囲気を作れるキャッチャーであるかという部分も重要な判断材料としていた。
スピード計測も導入された。助走をつけて体と連動して投げられているかを確認し、迷ったときの判断基準として活用された。チームでは複数ポジションをこなせるユーティリティ性も求められる。自身の"専門外"のテストで手を抜くような姿勢はNGだ。細かな声掛けや基本動作の徹底が、狭き門を突破する大きな鍵となるだろう。
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