「お陰で今ここにいる」 遊撃の名手・今宮健太の野球人生を変えた同い年のライバル

「お陰で今ここにいる」 遊撃の名手・今宮健太の野球人生を変えた同い年のライバル

■高校進学時の軟式→硬式では内野守備に苦労

 

 現在プロ野球で活躍している選手にも、それぞれ運命を決定づけるような転機があった。ソフトバンクの遊撃レギュラーを長年務め、2013年~2017年に5年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞している今宮健太内野手の場合、高校3年の春にそれが訪れた。動画インタビューで、今宮自身が、衝撃を受けた“出会い”について語っている。

 

 その選手に会うまでは「ほとんど努力していなかったと思います」とまで今宮は言う。大分・明豊高入学と同時に、ボールが軟式から硬式に変わったが、「軟式より硬式の方がはるかに飛ぶと思いますし、打撃はそこまで苦労しませんでした」。逆に、苦労したのは内野守備だ。現在の名手ぶりからは意外だが、具体的に何に苦労し、どのように克服していったのかを自らの口で明かしてくれる。

 

【全選手必見】名遊撃手・今宮健太が激白 自らを成長させる“ライバルの存在”

 

 とはいえ、ここまでは今宮にとっては「努力」のうちに入らないようだ。衝撃を受けたのは、三塁手兼投手として出場した高校3年春の選抜大会で対峙した、1人の投手だ。「全国にはこんなピッチャーがいるのだと度肝を抜かれましたし、これを打たないと上には行けないと思いました」とうなずく。

 

 そこから、その投手を打ち破ることを念頭に練習を積んだ明豊高は、同年夏の甲子園大会にも出場し、再戦を果たしている。春とは一味違う激戦となり、試合は延長戦までもつれた。

 

 ライバルがいたからこそ、明豊ナインも今宮個人も春から夏にかけて、それまで以上に鍛錬を積んだ。「意識を変えさせてもらいましたし、そこから練習量が増えたのは事実。今(プロ野球選手として)ここにいるのも、そのお陰かもしれないですね」と今宮は言う。レベルアップを後押しする、強力なライバルの存在。一流遊撃手が歩んだ成長の道のりを、動画の中で確認してほしい。

 

【関連記事】

【#1無料動画】林泰祐|現在連載中|米国での指導経験持つトレーナー監修 年代別|パフォーマンス向上プログラム

【第1話無料】NEOLAB|現在連載中|MAX155キロの指導者監修 年代別|好投手育成プログラム

【岡本和真や鈴木誠也など実践】内田順三|課題を潰し個性を伸ばす 一流打者たちが実践した「打撃力向上メソッド」

【一部無料公開中】ミノルマン|人気指導者が伝授 今日から実践できる 打撃力向上ドリル」

【無料動画あり】三井康浩|松井秀喜・高橋由伸も実践 ティー打撃ドリル」

無料
登録