【少年野球ダイジェスト】ストライクが入らない原因は「硬い股関節と肩」!打者から見えにくい投手になるための柔軟性(’25 10/5)

【少年野球ダイジェスト】ストライクが入らない原因は「硬い股関節と肩」!打者から見えにくい投手になるための柔軟性(’25 10/5)

本日の注目テーマは「指導者が選手に伝えるべき心構え」と「パフォーマンスを向上させる技術」。全国大会出場チームの指導法から、投打の技術向上に役立つ情報まで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

ストライクが入らない原因は「硬い股関節と肩」!打者から見えにくい投手になるための柔軟性
(参考:First-Pitch - ピッチング)

制球力の問題は、股関節や肩の柔軟性不足が原因の一つとして挙げられます。トレーナーの高島誠さんは、体が硬いと理想的なフォームが作れず、リリースポイントがずれる原因になると指摘。自宅でもできる簡単な柔軟性チェック方法を紹介しています。右投げの場合、左足を体の前で90度曲げて座り、上体がスムーズに立ち上がれるかで骨盤周りの柔軟性をチェックします。また、バーを肩のラインで持って上半身を左右に回し、45度回れば及第点です。柔軟性が十分にあれば、骨盤周りのスペースが確保でき、体の前でボールが離せるようになり、制球の安定につながります。さらに、投げる手側の柔軟性が増せば、球の出どころが打者から見えにくくなり、実際の球速より速く感じるタイプの投手になれると話しています。

 

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「ドンマイ」は無責任?仲間のために責任を取る覚悟を育む言葉選びの深意
(参考:First-Pitch - 指導法)

今夏の全国大会に出場した山梨の少年野球チーム「甲斐JBC」では、野球を通して道徳心を大切にしています。中込裕貴監督は、外野手のカバーリングは「内野手が暴投した時、走者を進めるのを防ぐため」という考え方の先に、「仲間に安心感を与える道徳心」があることを選手に伝えています。また、責任を取る覚悟も説き、エラー時に互いに目を見合わせ黙った選手たちに「自分の打球でした」と言える責任感を説いています。さらに、試合で敗れた仲間に「ドンマイ」と言うことは、見方によっては投手に責任があると捉えられるとして、「お前のせいじゃない。打てなかった俺たちの責任」という声かけを求めています。監督は厳しい指導を自覚しつつも、野球への取り組み方が生き方そのものにつながると考えています。

 

足が遅くても盗塁成功へ!相手の意表を突く「ディレードスチール」の極意
(参考:First-Pitch - ランニング)

中学硬式野球「東都クラブ京葉ボーイズ」の関口勝己監督が、走力に特徴がない一塁走者でも二塁を奪うことができる作戦「ディレードスチール」を紹介しています。これは投手が投球動作をした後の"遅れたタイミング"でスタートを切るもので、捕手から一塁が見えにくい左バッターが打席の際に有効です。関口監督は、スタートを切る適切な瞬間を具体的に「(投球が)ベースを通過して(バットを振った時に)当たるところ」と説明しており、相手の視線が打席に集中する隙を突くことが重要だと強調します。練習では、左打席に人を立たせ、捕手と走者、指導者がコミュニケーションを取りながら、捕手の視界から走者が消える絶妙なタイミングを繰り返し練習することが効果的だとしています。

 

編集部のコメント
技術向上はもちろんですが、野球を通して責任感や思いやりといった道徳心を育む指導も、選手の成長にとって不可欠だと改めて気づかされます。

 

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