【少年野球ダイジェスト】四死球連発を解消!低学年野球を変える「投手不在ゲーム」の画期的取り組み(’25 9/30)

【少年野球ダイジェスト】四死球連発を解消!低学年野球を変える「投手不在ゲーム」の画期的取り組み(’25 9/30)

本日の注目テーマは「勝利と成長を両立させる指導哲学」。結果だけでなく過程を重視する指導者の基準から、低学年でも楽しめる野球環境の創出、そしてプロの技術を取り入れた守備法まで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

四死球連発の低学年も「まともな野球」に 愛知強豪が導入する"投手不在ゲーム"
(参考:First-Pitch - 指導法)

全国大会常連の愛知・北名古屋ドリームスは、低学年でも実戦形式を楽しめる「PMBB(ピッチングマシン・ベースボール)」を導入し、好評を得ています。これは投手不在でマシンを代用する試合形式で、マシンのボールが一定なため、打者は打ちやすく、捕手は捕りやすく、攻守ともに待ち時間が短くハイテンポで試合が進むのが特徴です。低学年の試合で起こりがちな四死球連発や、守備で集中力が途切れる事態を防ぎ、最低7人いれば「野球になって盛り上がれる」のが魅力です。マシンは1台10数万円前後(為替で変動)しますが、岡秀信監督は「(子どもに試合に近い体験をさせることで)結局は団員がどれだけ喜ぶか。その満足度を高めているから保護者も協力してくれる」と語っています。

 

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本塁打でも叱るワケ 親の不満を乗り越える強豪監督の「褒める基準」
(参考:First-Pitch - 指導法)

今夏の全国大会「マクドナルド・トーナメント」に出場した山梨・甲斐JBCの中込裕貴監督は、選手を褒める明確な基準を持っています。ランニング本塁打を放った選手でも、ベースランニングに無駄があったり、力を抜いた走塁が見られた場合は厳しく叱るケースがあるといいます。これは、選手が目指す「甲子園出場」や「プロ野球選手になる」、チームとして「全国1勝」の目標を実現するために、そのレベルにふさわしいプレーの基準を満たしているかを評価の対象としているからです。大勝でコールド勝ちした場合でも、全国で通用する勝ち方でなければ厳しく指摘し、個々の選手が努力の成果や壁を乗り越えた時こそ手放しで褒めると述べています。指導者が評価の基準を明確にして共有することで、厳しい指摘であっても選手との信頼関係が崩れないと解説されています。

 

ゴロ捕球で「右から回り込め」はNG? GG賞4度の名手伝授の"ライン"
(参考:First-Pitch - ディフェンス)

元西武監督で、現役時代にはゴールデン・グラブ賞を4度受賞した松井稼頭央氏が、女子小学生を対象とした野球イベントで、ゴロ捕球の"距離感のつかみ方"を伝授しました。松井氏は、ゴロ上達の鍵は「左腕のライン」にあるとし、「手をだらんと(下げた)した時に、(肩から指先にかけて)左腕のラインがある。このラインにボールの軌道を合わせてほしい」と指導しました。これは打球の正面に入りすぎず、少し左に置くことで奥行きが把握しやすくなり、距離感が測れるようになるためです。また、送球に繋げるために「打球の右から回り込め」という指導についても言及し、最初から打球を自分の少し左に置く意識をしていれば、勝手に足を使うので、自然な流れで捕球と送球ができるようになると解説しました。

 

過去最多1120人から選出…「中日ジュニア」16人が決定 東海・北陸6県から精鋭揃い
(参考:First-Pitch - 注目チーム)

「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2025」に出場する「中日ドラゴンズジュニア」のメンバー16人が発表されました。セレクションには過去最多の1120人が参加し、愛知、岐阜、三重、静岡、福井、石川の東海・北陸6県から精鋭が選出されました。中日ジュニアは12球団最多となる4度の優勝を誇り、過去には中日・根尾昂投手や石川昂弥内野手らを輩出しています。監督は昨年に引き続きOBの山北茂利氏が務め、9月27日の結団式では「この3か月の活動は勝負なので、勝ちにこだわっていく」と決意を表明しました。チームは2021年大会以来4年ぶりの頂点を目指します。

 

編集部のコメント
勝利を追求するからこそ、指導者は結果だけでなく、そのプロセスと選手の成長に目を向ける必要がありますね。

 

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