
骨盤と肩がカギ! 成長期に必要な柔軟性を身につける指導法とは
高島誠氏が直伝!成長期に効く柔軟性強化法
身長が急激に伸び始める中学1、2年生は、骨の成長に筋肉が追いつかず、動きが鈍く感じられることもある。これに伴い、柔軟性を欠き、動作がぎこちなくなりがち。特に、毎月1センチ以上身長が伸びるような成長期の選手では怪我のリスクも増加するため、適切なストレッチや動きの再確認が不可欠となる。
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オリックスの山岡泰輔投手など名選手の指導経験を持つ高島誠氏いわく、成長期特有の「動きにくさ」は、「練習量の問題ではなく、身体の硬化やバランスの乱れが原因の場合が多い」とのこと。今回は、高島氏が設計した将来的に140キロ超の直球を投げることをテーマに据えたプログラムを紹介。中学1、2年生の段階から意識すべき柔軟性向上のポイントを整理している。成長期を迎えた全選手が押さえておきたい基礎づくりは、ピッチングだけでなく野手のスローイング改善にも直結するエクササイズを学べる貴重な内容となっている。。
まずは骨盤の安定性と肩の柔軟性をチェックする動作確認が基本となる。足を90度に曲げた状態で座り、腰を真っ直ぐに立たせられるかをチェックする。これに加え、バーを胸の前で抱えて肩関節の可動域を確認する。高島氏は「体を45度以上回転できれば○、90度で◎」と基準を設けて確認することを推奨。これらのチェックで自分の現状を把握することが初歩となる。
さらに胸郭を意識したエクササイズを紹介。高島氏は「胸郭の左右の動きは体重移動や投球時のフォーム安定に直結する」と解説し、チューブを使った簡単なトレーニングを提案している。ともすれば無理に力を入れる練習に頼りがちな年代に向け、柔軟性を養う重要性を説いた高島氏の指摘には説得力がある。
また、家庭でも簡単に取り組めるアイテムとして登場するのがフラフープ。日常生活の中でも取り入れられる簡単なメニューで、柔軟性を身につけるコツを紹介している点も見逃せない。
成長期における柔軟性の確保は競技の継続性を高める鍵。高島氏が伝える「再確認」や「無理のない範囲での実施」といった助言が、多くの選手や保護者、コーチにとって実践的なヒントになっている。家庭でのチェックや改善方法を取り入れることで、大きな成果が期待できるプログラムと言える。
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