【少年野球ダイジェスト】中学日本一・星稜中の「野球の質」を高める育成論(’25 9/23)

【少年野球ダイジェスト】中学日本一・星稜中の「野球の質」を高める育成論(’25 9/23)

本日の注目テーマは「選手の可能性を広げる新しい練習法と指導のヒント」。全国レベルの強豪チームが実践する体作りから、専門家が語るトレーニングの本質、そして元プロが伝える基礎の重要性まで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

中学日本一・星稜中の「野球の質」を高める育成論
(参考:First-Pitch - トレーニング)

今年、全国大会で春夏ともに好成績を収めた中学軟式野球の強豪、星稜中(石川)の育成法が紹介されています。五田祐也監督は、チームが短期間で強くなった要因として、トレーニング方法の改善とメンタルトレーニングの導入を挙げています。特に、オリックス・森友哉捕手の専属トレーナーである久米健夫氏を招き、器具に頼らない「身体操作」の向上に着手した結果、最速132キロだった投手の球速が148キロにまでアップし、打撃も力強い打球が増加しました。また、知人のトレーナーを招いて開いたコンディショニング講座では、選手たちが睡眠の質を改善するために就寝前のスマホ時間をなくすなど、私生活を見直すきっかけとなり、野球の質が向上したと語られています。

 

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球速アップと守備力向上に不可欠な「股関節の柔軟性」
(参考:First-Pitch - トレーニング)

野球のパフォーマンス向上に重要な「股関節の柔軟性」について、トレーニングコーチの塩多雅矢氏が解説しています。股関節が硬いと、守備範囲が狭くなったり、投球で下半身をうまく使えず球速が上がらなかったりする課題が生じます。そこで推奨されているのが、カエルのような姿勢で行う「フロッグストレッチ」です。このストレッチでは、両手と両膝を地面につけ、膝を広く開いた状態で、背中を丸めずにお尻をかかとの方へ引き寄せる動作を繰り返します。このトレーニングを日々の練習に取り入れることで、股関節の可動域が広がり、守備や投球フォームの改善につながることが期待されます。

 

少年野球のウエートトレーニング、専門家が語る「正しい体作り」
(参考:First-Pitch - トレーニング)

少年野球においてウエートトレーニングは必要かという問いに対し、3人の専門家がそれぞれの見解を述べています。彼らは共通して、闇雲に筋力をつけるのではなく、筋力をプレーに活かすための体の使い方やバランスを整えることが重要だと指摘。筋力数値を目標にすると、かえって体の動きが鈍くなるケースもあるといいます。関メディベースボール学院のトレーナーは、高校野球を見据えて3年生から本格化させるべきだと語り、BBMCの専門家は「動作改造」こそが重要だと述べ、プロトレーナーは、足裏の立方骨などを意識した体の土台作りがパフォーマンス向上につながると解説しています。筋力はあくまでパフォーマンスを高める手段であり、選手の体の現状を正確に把握し、個々の課題に合わせた動き作りを優先すべきだと結論づけています。

 

元MLB右腕・五十嵐亮太氏が教えるキャッチボールの極意
(参考:First-Pitch - 一般)
※カテゴリ不明のため一般に仮置き 女子小学生向け野球教室で、元プロ野球選手の五十嵐亮太氏がキャッチボールの極意を伝えています。五十嵐氏は、指先で球をコントロールする感覚を養うことが重要だと述べ、手のひらを上にして指先で真上に球を投げる練習を推奨。遊び感覚で取り組むことで、指先への球のかかり方を覚えられると説明しています。また、体重移動の重要性を説き、軸足の内側に体重を乗せ、股関節を意識してスムーズに移動するコツを解説。腕の振り方については、肩を回してトップを作り、肩を前に出すイメージで腕を振ることで、肘から先に出さずに投げられると語りました。全身を使って全力で投げることを習慣づけ、体を使い切る感覚を身につけることが大切だと強調しています。

 

四国4県の精鋭たちが集結!「四国ILジュニア」合格者発表
(参考:First-Pitch - 注目チーム)

独立リーグの四国アイランドリーグplusが、NPBジュニアトーナメントに出場する「四国アイランドリーグplusジュニア」のセレクション合格者16人を発表しました。セレクションは四国4県の小学5・6年生を対象に行われ、167人が参加しました。合格者は全員小学6年生で、徳島から10人、香川から3人、愛媛から2人、高知から1人が選出されました。徳島からは、今夏の「全日本学童野球大会マクドナルド・トーナメント」に出場した2選手が含まれています。昨年の大会で4強入りを果たし旋風を巻き起こした同チームは、昨年と同様に駒居鉄平氏(元日本ハム)が監督を務め、さらなる上位進出を目指します。

 

編集部のコメント
技術の習得だけでなく、身体の土台作りやメンタルの強化といった、見過ごされがちな要素が選手の成長に大きく影響していることがわかります。

 

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