【少年野球ダイジェスト】「自主性」が選手を伸ばす!トップダウン指導から脱却するヒント(’25 9/22)

【少年野球ダイジェスト】「自主性」が選手を伸ばす!トップダウン指導から脱却するヒント(’25 9/22)

本日の注目テーマは「選手の可能性を引き出す指導のヒント」。打撃力や守備力を高めるための具体的なトレーニング法から、自ら考えて行動する自主性の育み方まで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

・選手を"指示待ち"にさせない!自主性を育む指導者の3つの仕掛け
(参考:First-Pitch - コーチングメソッド

選手の自主性を育むためには、指導者が「教え込む」のではなく、選手の考えを「引き出す」役割に徹することが重要です。全国優勝経験のある強豪チームや、プロ野球選手が関わるチームの指導法が紹介されています。多賀少年野球クラブの辻正人監督は、選手間でサインを出し、試合を進めるために、低学年から座学で戦術を教え、考える習慣を根付かせています。また、DeNA筒香嘉智選手がオーナーを務める「和歌山橋本Atta boys」では、サインや先発メンバーも選手自身が決めます。監督は、指導者が細かく教えることで選手の考える機会を奪うと指摘。元ヤクルトの上野啓輔氏が指導する「BIGベースボールクラブ」も、選手に「なぜそうプレーしたのか」と問いかけ、思考を促す「1on1」のような対話を重視しています。こうした「待つ姿勢」「対等な目線」「問いかける指導」が、選手の主体性を引き出す共通の鍵だと解説されています。

 

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・一流打者も取り入れる"目の力"を鍛えるビジョントレーニング
(参考:First-Pitch - トレーニング

打撃向上のカギを握るのは「目の力」だと、トレーニングコーチの塩多雅矢氏が強調しています。速球に対応し、変化球を見極めるには、視覚から得る情報が遅れてはいけません。そこで推奨されるのが、眼球を素早く移動させる「前後のサッケード」というトレーニングです。練習法は簡単で、両手の親指を目線の高さで前後に並べ、遠い指と近い指の爪を交互に見ていきます。ピントがすぐに合うかが重要で、慣れてきたら、さらに奥に3点目を設定すると効果的です。このトレーニングを続ければ、投手の手元からボールへの視点移動がスムーズになり、打撃の質が向上するといいます。自宅でも手軽にできるトレーニングとして、打力アップに役立てる方法が紹介されています。

 

・フライ捕球の「バンザイ」をなくす。元プロが教える練習法
(参考:First-Pitch - ディフェンス

元巨人監督の高橋由伸氏が「サンリオベースボールアカデミー」で、外野守備を指導しました。特にフライ捕球が苦手な子どもたちに向け、落下地点を誤り、両手を挙げて頭上を越されてしまう「バンザイ」を防ぐ練習法を伝授。高く投げたボールをワンバウンドさせて、おへその前でグラブの捕球面を上にして捕球することを指導しました。この練習を通じて、「フライは後ろから」という意識を植え付け、一歩前に出て捕る動きを身につけることが狙いです。さらに、両手で待つと体が固まるため、片手で捕ることを呼びかけ、力を抜いて捕球する大切さも説きました。高橋氏は、子どもたちがプレーをイメージしやすいように工夫した練習メニューを考案し、指導に熱心に取り組んだ様子が報じられています。

 

編集部のコメント
技術的な向上はもちろん、子どもたちが自ら考え、行動できる力を育むことが、彼らの野球人生を豊かにする土台となります。

 

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