
【少年野球ダイジェスト】ミスが激減!WBC戦士が伝授するキャッチングの「パワーポジション」(’25 9/20)
本日の注目テーマは「変革期を迎える少年野球界の指導法」。体の使い方を重視した打撃・投球技術から、道具に頼らない捕球術、そして次世代を担う精鋭チームの結成まで、幅広い視点から少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・ミスがなくなる!WBC優勝捕手が伝授するキャッチングの「360度カバー」
(参考:First-Pitch - ディフェンス)
元ロッテ捕手で、WBCでベストナインに輝いた里崎智也氏が、キャッチングの極意を小学生に指導しました。里崎氏は、ミットを構える際に人さし指を真上(12時の方向)に向け、そこから時計回り、反時計回りに180度ずつ回すことで「360度カバーできる」と解説。この構えは脇が締まり、ハンドリングがスムーズになるため、捕球ミスが減るといいます。さらに、自分にとって一番力が入る「パワーポジション」を、ミットを持つ部分を胸の前で叩くことで確認する方法も紹介。この位置を基準にすることで、バウンドや送球など立体的な動きにも対応しやすくなり、常に力強く捕球できるようになると語りました。
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・投高打低時代を乗り越える!飛距離向上の鍵は「土台作り」にあり
(参考:First-Pitch - バッティング)
野球界は投手のレベルが向上し「投高打低」の時代に突入しています。学童野球での高反発バット禁止といった変革によって、多くの選手や指導者が打撃に課題を感じています。大谷翔平選手らをサポートした白水直樹氏をはじめとする専門家は、小手先の技術ではなく、体全体の正しい使い方を習得する「土台作り」が重要だと指摘しています。白水氏はバットを振る前の重心移動を、元MLBトレーナーの高島誠氏は「トップハンド」の正しい使い方を、それぞれ飛距離向上の鍵として挙げました。また、大阪桐蔭元主将の廣畑実氏は、低反発バット導入によって「当てにいく」打撃に陥ることを危惧し、体全体を使ったスイングで「飛ばす感覚」を養う必要性を説いています。3人のプロ指導者の見解は、変革期だからこそ、用具に頼らない普遍的な身体操作の習得を優先すべきだという点で一致しています。
・球速アップに直結!"縮こまった"投球フォームを大きくする「胸の動き」
(参考:First-Pitch - ピッチング)
球速アップや投球動作の向上には、体を大きく使うことが重要だと、トレーニングコーチの塩多雅矢氏は指摘しています。腕だけで投げてしまう選手は、胸郭を十分に活かせていないケースが多いとのことです。塩多氏が推奨する「チェストオープン」のエクササイズは、四つん這いの状態から投げる方の手を頭の後ろに置き、グラブ側の肩を軸に肘を大きく持ち上げることで、体幹を固定したまま胸を開く動きを習得できます。このトレーニングを続けることで、縮こまった動きから脱却し、体全体を使った大きな投球動作が身につき、結果的に球速アップやフォーム改善につながるといいます。
・次世代のスター候補が集結!阪神ジュニアのメンバーが決定
(参考:First-Pitch - 注目チーム)
阪神は「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2025」に出場する「阪神タイガースジュニア」のメンバー16人を発表しました。選ばれたのは、小学6年生の男子16人。今年8月の「高円宮賜杯 第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント」で準優勝を飾った伊勢田ファイターズ(京都)の左腕、藤本理暉投手や、4強入りした多賀少年野球クラブ(滋賀)の里見葵生内野手など、各大会で活躍した選手が名を連ねています。阪神ジュニアは、過去に佐藤輝明選手らを輩出しており、今回は球団OBの玉置隆氏が指揮を執り、3年ぶり2度目の優勝を目指します。
編集部のコメント
指導法も用具も日々進化していく中で、子どもの成長を見据えた本質的なアプローチが、長期的な成功につながるのだと気づかされます。
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