【少年野球ダイジェスト】日本一指導者の「全肯定運営」 “過程”を重視する指導がモチベーション維持の秘訣(’25 9/17)

【少年野球ダイジェスト】日本一指導者の「全肯定運営」 “過程”を重視する指導がモチベーション維持の秘訣(’25 9/17)

本日の注目テーマは「選手自身の感覚と成長を引き出す指導法」。元プロや日本一を達成した指導者の視点から、打撃フォームの考え方、メンタル育成、そして選手の主体性を育むヒントまで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

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・目の情報に頼らない「足踏みトレ」がパフォーマンスを変える

(参考:First-Pitch - 指導法

多くの選手は、体のバランスを保つときに目で見た情報に影響されがちです。トレーニングコーチの塩多雅矢さんは、これを改善するための「バランストレーニング」を推奨しています。目を閉じた状態で約50歩足踏みをするというシンプルな方法で、体の特性や癖を知ることができます。このトレーニングを繰り返すことで、体が無意識にバランスを保てるようになり、視線をボールや状況判断のために使えるようになります。塩多さんは、打席で体が不安定になる、投球時に視線が定まらないといった問題は、目がバランスに支配されている例だと指摘。体のセンサーだけで真っすぐに保つ感覚を磨くことが、上達への重要な一歩だとしています。

 

・日本一の指導者が語る「全肯定運営」と選手のモチベーション

(参考:First-Pitch - 指導法

中学硬式野球ポニーリーグで全日本選手権を制した高崎中央ポニーの倉俣徹監督は、選手全員に試合での出場機会を平等に与える「全肯定運営」を実践しています。チーム内のカテゴリーを1軍~4軍とは呼ばず、「ジャイアンツ」「ネクスト」「フューチャーズ」「ジュニア」と呼称し、選手のモチベーションを維持しています。ポニーリーグは同一大会に複数チームでエントリーでき、大会ごとにメンバー変更が可能なため、選手の成長や努力が評価されやすい環境です。また、倉俣監督は、選手のプロセスを褒める指導法を心がけており、それが選手を前向きな人間に育てる秘訣だと語っています。

 

・「アッパースイング=悪」ではない。大阪桐蔭OBが語る打撃の真実

(参考:First-Pitch - バッティング

大阪桐蔭の元主将で、現在は野球塾を運営する水本弦氏は、少年野球に根強く残る「アッパースイング=悪」という考え方に警鐘を鳴らしています。水本氏は、スイングはトップからフォロースルーまで全体を「振り子」のイメージで捉えるべきだと主張。上から叩きつけるスイングは点でしかボールを捉えられませんが、振り子のように振ることで、レベルスイングの時間が長くなり、面でボールを捉える確率が高まります。また、低めの球に届かない、打球が上がらないといった問題の多くは、下半身の体重移動が原因だと指摘。SNSなどで部分的な情報が溢れる中、指導者には情報の取捨選択がますます重要になると語っています。

 

編集部のコメント

選手の上達には、単なる技術指導だけでなく、選手自身の気づきやモチベーションを引き出す指導者の声かけが大切だと改めて感じます。

 

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