【少年野球ダイジェスト】部員4人から全国へ、女子チーム躍進の秘訣は「厳しい」体験会(’25 9/12)

【少年野球ダイジェスト】部員4人から全国へ、女子チーム躍進の秘訣は「厳しい」体験会(’25 9/12)

本日の注目テーマは「次世代の選手を育む指導と、現代の子どもたちが抱える課題」。プロ野球ジュニアチームの動向から、体の変化への対策、球数制限の是非まで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

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・創部2年目で全国大会へ!初心者女子を惹きつけた"厳しさ"の理由

(参考:First-Pitch - 指導法

創部2年目で全国大会に出場を果たした女子中学軟式野球チーム「兵庫ヴィクトリア」の申原祐樹監督が、部員数が増えた要因について語っています。創部当初は部員がわずか4人でしたが、「本気で野球がやりたい子を募った」という監督の信念のもと、体験会では「厳しい部分」を見せたそうです。全体ノックでは選手にゲキを飛ばし、ユニホームが泥だらけになるほどでしたが、選手同士が意見をぶつけ合う熱量や、練習中の真剣な姿勢、そして休憩中の和やかな雰囲気に惹かれ、多くの選手が入部しました。申原監督は、技術だけでなく「人間力」を磨くことを重視し、「諦めない力」と「継続力」を選手に求めていると語っています。

 

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・3589人の精鋭から選出!ホークスJr.が目指す大会連覇と指導者の想い

(参考:First-Pitch - 注目チーム

プロ野球ジュニアトーナメントに出場する「福岡ソフトバンクホークスジュニア」の候補メンバー20人が発表されました。10月まで20人で活動し、本大会に臨む16人が選抜されます。今年は球団OBの嘉弥真新也氏が監督を務め、若林隆信、三代祥貴両コーチと共に、昨年は15年ぶり2度目の優勝を果たし、今年は連覇を目指します。1次選考は「株式会社ヒマラヤ」が九州・沖縄、中国、愛媛の30店舗で開催した「第13回ピッチング&スイングスピードコンテスト」で行われ、3589人の小学5、6年生が参加しました。嘉弥真監督は結団式で「感謝の気持ちを忘れずに」「ガチガチに2連覇を狙いにいきます」と決意を語りました。

 

・球数制限は本当に必要か?606球V腕が語る「数字だけでは測れない」本質

(参考:First-Pitch - ピッチング

2001年夏の甲子園で606球を投げ抜いて全国制覇を果たした元プロ野球選手の近藤一樹氏が、球数制限について自身の見解を語っています。近藤氏は成長期に発症しやすい肘の病気「離断性骨軟骨炎」の経験から、障害予防の観点では球数制限は「あり」だと理解を示しています。一方で「リカバリーや練習方法を知っていればいらない」とも語り、投球フォームの改善方法を指導者が持つことが重要だと語ります。また、同じ球数でも「バランスよく投げた100球と、力んだ100球は全然違う」と述べ、数字だけでなく選手の体調や投球フォームを総合的に判断することの大切さを説いています。

 

・「しゃがめない」子どもが増加中?少年野球で注意すべき現代の身体課題

(参考:First-Pitch - ディフェンス

現代の子どもたちの身体的変化として、しゃがむ動作が苦手な子どもが増えていることが指摘されています。宮城県のスポーツジム代表である湯山介人さんは、自宅の洋風化や洋式トイレの普及が原因だと分析。少年野球では、捕手が低めの球を捕球できなかったり、高めの球を要求して被打率が上がったりする悪影響が出ているそうです。改善策として、しゃがむ動作をミニゲームに取り入れたり、足首の硬さを改善するストレッチを推奨しています。また、足裏の感覚を養うために、芝生の上を裸足で歩く運動も有効だと提案。足裏の感覚を鍛えることが、野球の技術向上につながると語っています。

 

編集部のコメント

時代の変化に合わせて、子どもの身体やメンタルの特性を理解し、指導法を柔軟に調整することが、選手育成には不可欠な視点だと気づかされます。

 

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