【少年野球ダイジェスト】忙しい親でも野球指導はできる。データが変える親子コミュニケーション(’25 9/11)

【少年野球ダイジェスト】忙しい親でも野球指導はできる。データが変える親子コミュニケーション(’25 9/11)

本日の注目テーマは「指導と育成の最前線」。中学硬式野球と軟式野球の進路選択や、データ活用による効果的な指導法、そしてワンランク上の守備技術まで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

・忙しい保護者でも大丈夫。データ活用が野球離れを救う新常識

(参考:First-Pitch - 指導法

宮城県でスポーツジムを運営し、多くの野球選手をサポートする湯山介人氏が、計測機器「ラプソード」を活用した指導のメリットについて語っています。湯山氏は、漠然とした感覚ではなく数値化されたデータを用いることで、「無責任な指導は避けられる」と説明。選手と指導者、双方納得のいく指導が可能になり、成長への道筋が見えるとしました。また、仕事が忙しかったり、野球経験がない保護者でも、データがあれば自宅などで子どもと話し合うことができるため、野球離れを食い止める一助になる可能性があると述べました。あくまで数値は成長の指標であり、数値に囚われすぎないことが重要だと注意を促しました。

 

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・中学硬式と軟式の違いを元監督が解説。将来を見据えた選択の重要性

(参考:First-Pitch - 保護者

中学硬式野球の強豪、世田谷西リトルシニアの吉田昌弘監督が、硬式と軟式の違いについて言及しました。吉田監督は、硬式球は軟式球に比べ弾みにくい特性に言及しつつ、「(硬式の方が)自分の力を正しく理解したり表現したりできると思います」と指摘。プレー面以外では、硬式は各リーグに全国大会が複数あり、多くのチームが全国大会に出場する機会があるため、高校のスカウトの目に留まりやすいと話します。世田谷西では、進路は2年生の間に全員が決定しているといいます。OBにはプロや米国でプレーする選手も。監督は「将来から逆算して野球も、野球以外も、その子の人生なので、しっかり考えたい」と語っています。

 

・アウトを増やすワンランク上の守備。小学生もできるランニングスローのコツ

(参考:First-Pitch - ディフェンス

ソフトバンクのスキルコーチ、菊池タクト氏が、守備における「ランニングスロー」の極意を解説しました。ランニングスローは、ゴロを捕球してからステップを踏む動作を省略することで、一塁までのスローイング時間を短縮し、アウトになる確率を高めることができる技術です。菊池氏は、低い位置でボールをキャッチした状態から、胸や腕を使いテークバックを頭の後ろ側で作る動作が重要だと説明。この動作を覚えれば小学生でも習得可能だと述べました。実戦で自然に使えるようになるには、ノックやキャッチボールの際に遊び感覚で反復練習を重ねることが上達の鍵となると伝えています。

 

編集部のコメント

指導技術や計測機器の進化が選手の成長をさらに加速させています。新しい知識やツールを学び続けることが、これからの少年野球指導には欠かせない視点かもしれません。

 

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