
【少年野球ダイジェスト】球速&制球力アップに繋がる「30秒ドリル」と軸足の重要性(’25 9/9)
本日の注目テーマは「困難を乗り越える力と、選手育成の新潮流」。震災を乗り越えたチームの挑戦、未来を担う逸材たちの選抜、そして自宅でできる投球ドリルまで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・球速と制球力向上に繋がる、自宅でできる「30秒ドリル」の効用
(参考:First-Pitch - ピッチング)
投球動作の基本である軸足の安定感を高めるための「片足立ちバランス」ドリルが紹介されています。埼玉西武ライオンズベースボールアカデミーの山崎まりコーチによると、軸足がふらつくと骨盤が傾き、力が分散するため、球速やコントロールに悪影響を及ぼすそうです。このドリルは、投球動作と同じように軸足一本で30秒立ち、もう片方の足をしっかりと上げることが重要です。この際、股関節と膝を上げて骨盤が寝ないように意識することがポイントです。毎日続けることで、投球時のバランス感覚が向上し、コントロールや球速アップに繋がるといいます。地面が不安定なタオルなどの上で行う応用練習も紹介されています。
・元プロも認める「プロの資質」。スーパー中学生捕手が示す成長の軌跡
(参考:First-Pitch - 指導法)
ポニーリーグの全日本選手権を制した高崎中央ポニーの主将、大澤羅生選手(3年)が元巨人トレーニングコーチの倉俣徹監督から「高校からプロ入りできるレベル」と高く評価されています。倉俣監督は、大澤選手について「守備の要」と述べ、肩の強さやブロッキングの上手さだけでなく、配球も考えている点を評価。中学硬式野球の全国大会「3rdエイジェックカップ」では、初戦で敗れたものの、大澤選手は2安打1四球と全3打席出塁する存在感を見せました。また、他の選手が他チームの試合に注目する中、一人で黙々と素振りを続ける姿は、中学生とは思えないほどの冷静さと自己管理能力を示しました。大澤選手は将来のプロ野球選手を目指し、DeNAの山本祐大選手を目標に掲げています。
・震災、原発事故を乗り越えて。福島「相双選抜」が掴んだ感謝の全国初勝利
(参考:First-Pitch - 指導法)
東日本大震災と福島第一原発事故の影響による存続危機を乗り越え、結成22年目を迎える中学軟式野球チーム「相双選抜」が、「第42回全日本少年軟式野球大会ENEOSトーナメント」に初出場し、見事全国1勝を挙げました。相双選抜は、福島県内の相馬地域・双葉地域の公立中から選抜されたチームで、震災後、人口減少や屋外活動の制限など困難な状況が続きました。それでも関係者の「相双地域が元気であることを示したい」という悲願のもと、今回の全国出場が実現。初戦で日高オールスターズ(和歌山)に8-3で勝利し、ベスト8に名を連ねました。チームを率いる三瓶仙幸監督は、「感謝を込めて、これまで培ってきた力をいかに発揮するかがテーマだった」と語っています。
・悲願の初優勝を目指す「西武ジュニア」、115キロ右腕など精鋭が揃う
(参考:First-Pitch - 注目チーム)
「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2025」に出場する「埼玉西武ライオンズジュニア」のメンバー21人が決定しました。応募総数約650件の中から、動画審査、実技テスト、実戦形式のテスト、面接、筆記試験を経て選出された選手たちです。注目選手として、投手と内野をこなす二刀流の相座丞太郎選手(小平フレンズ)が紹介されています。最速115キロの速球と強打が持ち味で、「ジャビットカップ」では2本塁打を放つなど活躍を見せました。チームは「獅考力」(自分の役割を理解し、考え、行動し、発信しよう)をテーマに、悲願の初優勝を目指して活動しています。
・"参戦"2年目「オイシックスJr.」、132人から選ばれた精鋭が初勝利を目指す
(参考:First-Pitch - 注目チーム)
NPB2軍に参入しているオイシックスが、「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2025」に出場する「オイシックス新潟アルビレックスBCジュニア」のメンバー16人を発表しました。新潟県在住の小学5・6年生を対象に、132件の応募から選考が行われました。昨年は招待チームとして初参加し、予選敗退という結果でしたが、今年は正式な出場チームとして初勝利を目指します。指導陣は球団OBの山口祥吾氏が昨年に続き監督を務め、稲葉大樹氏と間曽晃平氏がコーチとしてサポートします。
・ベテラン監督の「150歳対決」は大熱戦、大雨を乗り越えた勝利の軌跡
(参考:学童野球メディア)
「全日本学童大会」3回戦で、牛島野球スポーツ少年団(秋田)の吉田敏雄監督(77歳)と、戸尾ファイターズ(長崎)の松本大三郎監督(73歳)による「合わせて150歳」のベテラン対決が実現しました。この試合は朝からの大雨で開始が4時間半遅れたものの、両チームは熱戦を展開。試合は牛島が先制し、その後戸尾が逆転するも、牛島が5回に再逆転。最後はリリーフの渡辺想真主将が戸尾の反撃を1点に抑え、4-3で牛島が勝利しベスト8進出を決めました。敗れた戸尾の松本監督は、積極的な打撃を武器とするチームの持ち味を出し切った選手たちを称え、すがすがしい表情でした。
編集部のコメント
今回の記事は、単なる勝敗だけでなく、指導者の哲学やチームの歩みが選手たちの成長に大きく影響していることを改めて教えてくれます。
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