【少年野球ダイジェスト】投球フォームを安定させる「T字キャッチ」 埼玉西武アカデミーが推奨する理由(’25 9/8)

【少年野球ダイジェスト】投球フォームを安定させる「T字キャッチ」 埼玉西武アカデミーが推奨する理由(’25 9/8)

本日の注目テーマは「選手の才能を伸ばすための身体と心の育成」。投球フォームを安定させるトレーニング法から、一人の選手の才能を多角的に引き出す指導者の哲学まで、少年野球の保護者や指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

・投球フォームの安定に「T字キャッチ」が効くワケ

(参考:First-Pitch - ピッチング

投球時にバランスを崩しやすい子どもたちに向け、埼玉西武ライオンズのベースボールアカデミーが推奨する「片足ボールキャッチ」が紹介されています。このトレーニングは、投球フォームを安定させる上で重要なバランス感覚を養うことが目的です。右投げの場合、軸足となる右足で立ち、左足を後ろに引きながら体を前にかがめてT字の形を作ります。これにより、股関節を意識した正しい体の使い方が身につきます。山崎まりコーチは、このドリルは「おへそを下に向けるような形」がポイントだと語り、家でも遊びながらできる気軽なトレーニングとして、投球フォームの安定に繋がると説明しています。指導者にとっても、選手がバランスを保てているかチェックする良い機会となります。

 

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・最速137キロ"五刀流"を育んだ冬の練習法と指揮官の哲学

(参考:First-Pitch - コーチングメソッド

中学硬式野球の全国大会で準優勝したオール岡山ヤング(岡山)の大内義心選手は、最速137キロの右腕でありながら、打者として4番を打ち、さらに内外野や捕手までこなす"五刀流"として活躍しました。高橋貫寛監督は、冬場も「実戦的なことから離れたらダメ」という方針のもと、紅白戦やシートノックを積極的に行い、多くの選手が複数のポジションを守れるように指導しています。これにより、大内選手のように球数制限などで登板できない場面でも、他のポジションでチームに貢献できるようになりました。監督は「配球とか考え方自体は投手も捕手も一緒」と述べ、大内選手のセンスを信頼。大内選手自身も、高校でどのポジションになるか分からないため、様々な経験を積むことが良い経験になっていると語りました。

 

編集部のコメント

選手が秘めている可能性は一つではありません。技術的な指導だけでなく、選手の適性を見極め、多角的な成長を促すことが、才能を開花させる鍵となります。

 

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