【少年野球ダイジェスト】正確な送球を生む「グラブの使い方」と、体幹を鍛えるユニーク練習法(’25 9/6)

【少年野球ダイジェスト】正確な送球を生む「グラブの使い方」と、体幹を鍛えるユニーク練習法(’25 9/6)

本日の注目テーマは「勝利を引き寄せる指導法」。創設3年で全国4強入りしたチームの哲学から、身体の幹を鍛えるユニークな練習法、そして正確な送球を生む技術論まで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

・正確な送球はグラブで決まる!キャッチボールが上達する「グラブの使い方」

(参考:First-Pitch - ディフェンス

強く正確なボールを投げるためには、利き腕だけでなくグラブの使い方も重要だと、ソフトバンクでスキルコーチを務める菊池タクトさんは語ります。グラブの使い方が正しくできれば、体の開きを抑え、コントロールの安定した投球フォームを身につけることができるそうです。菊池さんが紹介するのは、グラブ側の手のひらを内向きにし、肘を上向きにしながら手先を前に振るようにキャッチする「グラブスイングテークバック」というドリルです。腕が伸びると肘が下向きになり、体が開く原因となるため、この練習法でグラブハンドの動きを意識することが、キャッチボールの上達に繋がると説明しています。

 

【動画】今すぐ確認!米国式送球上達プログラム|グラブスイングドリル

 

・中学硬式強豪が実践するユニーク練習。毎日続ける「腕立て」と「逆立ち」の意味

(参考:First-Pitch - 指導法

中学硬式野球の全国大会「3rdエイジェックカップ」に出場した佐賀フィールドナイン(佐賀)は、ユニークな練習法を実践しています。若林暁生監督は、キャッチボール前に必ず腕立て伏せを10回行うことを欠かさず実施しており、「筋肉に刺激を与え、体幹を強くし、肩甲骨を柔らかくする」効果を期待しています。また、練習の締めには、逆立ち1分間とプランク30秒を3セット行うことで、バランス感覚と体幹を養っています。監督は「中学生は体幹が一番重要」と考えており、これにより怪我の予防にも繋がっているとのこと。細かな型にはめる指導はせず、土台となる体幹を鍛えることを重視する指導哲学が紹介されています。

 

・創設3年で全国4強入り。宮崎の軟式クラブが掲げる「正しいことを正しく」

(参考:First-Pitch - 指導法

創設3年目の軟式クラブチーム「CLOVERS MIYAZAKI」(宮崎)が、中学軟式野球の全国大会「ENEOSトーナメント」で快進撃を見せ、4強入りを果たしました。発起人である野崎大史監督は、宮崎県初の軟式クラブを立ち上げた理由として、「軟式が子どもの発達段階に適している」ことを挙げています。当初は周囲から「うまくいくわけない」と心無い言葉をかけられたこともあったそうですが、「人間的成長なくして技術的成長はない」という信念のもと、学校生活や勉強、チームワークを重視した指導を徹底。その結果、県内の高校関係者が関心を示すほどの実績を残し、挑戦が実を結んだことが紹介されています。

 

編集部のコメント

チームの成長には、勝敗だけでなく、その土台となる選手の人間性や身体の基礎を育む指導が欠かせないですね。

 

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