打席に入る直前までできる「ハンドワーク」 バットを握る感覚が変わる指のストレッチ
■「パワーポジション」伝授の木村氏による打撃に効果的なトレーニング
前回、「パワーポジション」を探すトレーニングを紹介してくれた練習複合型スポーツ施設「MTX ACADEMY」でチーフディレクターを務める木村匡宏氏に今回はあまり聞き慣れない「ハンドワーク」について紹介してもらった。これを見ると、打席に立つ前のベンチ内で“良い準備”ができそうだ。
打撃をする上で「グリップ」は大切だ。木村さんは「手の能力を開発する」と表現する。ハンドワーク=手の力をしっかりと使えるようにトレーニングを指している。
まずは、ほぐすこと。人差し指、中指、薬指、小指……反対の手を使って、入念に独自の方法でストレッチをする。ほぐし終わったら、今度は「手をしっかりと開いてあげてください」と親指と薬指の距離を取るように手を“パー”にして、広げていく。
【試合前にできる】バットを握る感覚が劇的に変わる 木村氏直伝の「指のストレッチ」
すると、手の平だけでなく、前腕などの筋肉にもしっかり刺激が入っていく。実際にやってみるとわかるが、終わったあと、筋肉が使われた感覚が残る。その他にも、手で丸や四角を作るストレッチや、関節を意識したもの紹介。そして、その手でバットを握ってみると……。
木村さんは「何か吸い付くような……一つの手だけではなくて、5本の指がしっかりそれぞれで“生きている状態”、何かフィットする感覚が出てきます。その感覚を持って、スイングをしてほしいですね」と説明。動画を見ながら実践して、変化を感じ取ってみてほしい。もしも可能性を感じたら、試合の打席前にぜひ取り組んで、打球をかっ飛ばしてみてはいかがだろうか。
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